今回は、書評レビューとなります。
この記事で分かること
『ガパパ』を読んだ感想が分かる
『ガパパ』という本をご存知でしょうか。
元AKB48・元JKT48の仲川遥香さんの奮闘記です。
本書を読むと、仲川さんのインドネシアでの挫折や葛藤からの成功体験までが分かります。
プロローグ後の物語のスタートは、インドネシアで渋滞につかまる話から始まります。
インドネシア駐在員あるあるですよね。
本書では、仲川さんのインドネシア生活の本音が語られています。
と感じる部分が文章の節々から伝わってきます。
私自身、インドネシアで5年間生活していました。
その時にJKT48の専用劇場に行った経験があります。
公演終了後の仲川さんの満面の笑みは今でも覚えていますね。
本書は、そんな仲川さんのストーリーになります。
本記事を読み進めると、国が違うとこれほど習慣や文化も違うのか、という事が分かりますよ。
本書の内容は、インドネシアに限らず海外に飛び込む日本人には大切な要素が語られています。
これから海外に飛び込んでいく方の道しるべになりますよ。
『ガパパ』著者の仲川遥香とは?
『仲川遥香』さんは、AKB48の三期生として活動していたメンバーです。
同期には、柏木由紀さんや渡辺麻友さんなど、AKB48の中心を担うメンバーがいます。
HKT48に移籍した多田愛佳さんやじゃんけん選抜で優勝した田名部生来さんも同期ですね。
中学生時に加入したAKB48で活動を始めます。
『第二回シングル選抜総選挙』では、20位となり当時の選抜メンバーに入るほどの活躍もされています。
ちなみにその楽曲は『ヘビーローテーション』です。
その年の『シングル選抜じゃんけん大会』で4位の躍進を遂げますが、その後に仕事が続かない状況がありました。
その状況から打破するたびにある決心をします。
そして、そこから飛び込んだジャカルタからストーリーが始まります。
『ガパパ』の概要
『ガパパ』の概要は、以下のような内容となります。
『ガパパ』の概要
・プロローグ
・第1章:愛と渋滞のインドネシアへようこそ!
・第2章:この国でもっとも有名な日本人になるまで
・第3章:バリじゃなかった!「神様はジャカルタにいる」
・第4章:私がたった半年でインドネシア語を使いこなせるようになったわけ
・第5章:椰子の木の道で「あなたの解雇を夢に見る」と言われてしまったら私の10年間はどう終わってしまうのか、私なりに何ヶ月かジタバタした上でのやや気恥ずかしい解決策のようなもの
・第6章:今の自分のままでうまくいく!最高に輝ける場所を見つけるための「7つのポイント」
エピローグ
興味がそそられる内容ばかりですよね。
本書ではそれぞれの内容が細かく書かれているので必見です。
『ガパパ』の3つの要点
『ガパパ』には、3つのターニングポイントがあると感じました。
ガパパの3つの要点
1, 立志編(JKT加入時)
2, 成長期編(JKT活躍時)
3, 卒業後編(現在)
『ガパパ』を読み進めると、上記の流れが見えてきます。
1, 立志編(JKT加入時)
立志編は、仲川遥香さんがインドネシアに来てからの海外での奮闘記となります。
文化や習慣の違いに悩みながら奮闘する姿が描かれています。
そして、アメーバ・デング熱・チフスの三大風土病にかかったりと現地の駐在員でも全部にかかるのに難しい病気をコンプリートしたりしています。
海外駐在の初期では、環境の違いや文化の違いで自信が壊されたり、日本的なやり方で上手くいかない事があったりと不安なことがあります。
本章はまさにそんな状況での奮闘記となります。
2, 成長期編(JKT活躍時)
あることがきっかけでインドネシアの国民的テレビで活躍を始めます。
チャンスを掴んだきっかけも面白いですよ。
自身の立場から動いた事が結果に繋がっています。
勇気がある方だと思いながら、誰でもその一歩は踏み出せると思わせてくれます。
3, 卒業後編(現在)
本書では卒業後のことは深く語られていません。
それでも、これからインドネシアで活動していく意志は感じ取ることが出来ます。
本書内では、JKT48をより大きくして国民的アイドルに育てたいという希望が見えます。
そして、仲川遥香さん自身が自分の生きる場所を見つける戦いをしているんだろうなと思えます。
本書を読むことで今後のインドネシアとの関わり方も見えてきますよ。
まとめ:仲川遥香さん『ガパパ』読了。【インドネシア生活を始める方必読】
いかがだったでしょうか。
『ガパパ』のイメージが掴めましたか。
一人の女性がインドネシアで奮闘する内容が描かれています。
国に関わらず、同じような感覚を持っていれば海外で活躍出来るチャンスがあるのかなと思えますよね。
アナザースカイに単独で出演したりと輝くこともありますが、その裏側での奮闘が光ります。
※『アナザースカイ 仲川遥香』と調べると活躍している映像が観られます。
仲川遥香さんは、今では日本とインドネシアを繋ぐイベントには欠かせない方としてステージにいます。
どうしてそこまでになれたのか。
努力した過去や、インドネシアに近づこうとしている経験が詰まっている一冊となっています。
これからインドネシアで生活する方や、インドネシア生活でゆるんだ心を引き締めたい方のモチベーションになる一冊ですよ。
インドネシアに関わらず、海外で活躍したい方は必見です。
あわせて読みたい
Good luck!