今回は『こちらインドネシア タケノコ診療所です 赤道直下の処方箋』を読んだ感想を書いていきたいと思います。
本書は、インドネシアで診療所を立ち上げた医師の話です。
ネット掲示板で読者とやりとりした内容を切り取って、本書にまとめています。
医療関係の内容や、海外で生活するためのアドバイス等が中心となります。
読者の相談を解決したり、寄り添う内容となっています。
相談内容は多くの方に共通することもあり、インドネシアだけではなく、東南アジアやその他の海外に関係する方におすすめの内容となっていますよ。
インドネシアへこれから飛び込む方や、現地生活をスタートさせたばかりの方には特におすすめです。
『こちらインドネシア タケノコ診療所です 赤道直下の処方箋』の書評
本の詳細情報
・こちらインドネシア タケノコ診療所です 赤道直下の処方箋
・著者:山田晴男(タケノコ先生)、東屋晴喜
・出版社:リーブル出版
・発行日:2018年7月5日
インドネシアのジャカルタに駐在している方は、タケノコ診療所を利用した事がある方もいるかと思います。
タケノコ診療所は、現地で生活する日本人に欠かせません。
首都ジャカルタだけではなく、工業団地のチカラン、観光地のバリ島にもクリニックがあります。
全てのクリニックで日本語対応可能なので、現地で生活する日本人にとって心強い存在ですよね。
本の構成
本の構成は、ネット掲示板でのタケノコ先生と読者のやりとりを編集した内容となっています。
相談や悩み事に関して、解決方法やアドバイスを送るやりとりが展開されます。
医療関係の悩み解決が中心ですが、現地生活やインドネシア人の習慣や文化などの特性に関しても答えてくれています。
回答がユーモラスかつ親身な内容のため、堅苦しくなくスッと頭に入ってきますよ。
主な内容(目次をピックアップ)
簡単に、いくつかの目次をピックアップします。
日常で起こり得る内容やインドネシア生活、インドネシア人の習慣など興味を引く内容が目白押しですよ。
目次をピックアップ
・インドネシアの救急体制
・南半球症候群
・閉所恐怖症
・インドネシア人にもっとも多い病気は?
・狐つき
・ブラックマジックを解ける医者になりたい
・それゆえに、神様の領域
・このような名前の診療所には・・・
これらの目次は、個人的におすすめの内容となります。
70個近くの目次があるので、この他にもそれぞれに合う興味が湧く内容が見つかりますよ。
インドネシアの救急体制やブラックマジックを信じるお国柄、現地で罹る病気のことなど、ユーモラスを交えた回答が示されています。
また、読み進めていくとタケノコ診療所の『タケノコ』の名前を付けた理由まで分かりますよ。
名前の由来は、駐在員同士でしばしば話題になる内容ですよね。
個人的には、閉所恐怖症の兆候があるので、参考になる回答が含まれていました。
ちなみに、裏表紙は以下のようになっています。
興味がそそられますよね。
まとめ:『こちらインドネシア タケノコ診療所です 赤道直下の処方箋』を読んだ感想
いかがだったでしょうか。
本記事では、『こちらインドネシア タケノコ診療所です 赤道直下の処方箋』に関してまとめました。
Q&A方式なので、各項目毎にサクサクと読むことが出来ます。
本書は、インドネシアに限らず、東南アジアやその他の海外就職を検討している方にも知ってほしい内容です。
現地のタケノコ診療所は、土日祝日まで診療を行っている貴重な日系クリニックです。
日本でも土日や祝日に営業しているクリニックは貴重ですよね。
ジャカルタやチカラン、バリ島でお世話になった方も多いのではないでしょうか。
本書を通して、そんなクリニックを運営しているタケノコ先生の人物像が見えてきます。
海外で奮闘する日本人医師の姿がイメージ出来ますよ。
本書を手にとって頂き、インドネシアに関する理解を深めて頂ければと思います。
すでに現地で活躍している方はもちろん、これからインドネシアへの海外就職や移住を検討されている方におすすめの書籍となります。
Good Luck!