今回は、こんな悩みを解消します。
この記事で分かること
・現地採用のメリット・デメリットが分かる
・駐在員との違いが分かる
この記事を見ている方は、現地採用に興味がある方だと思います。
私自身が、インドネシアのジャカルタで現地採用として5年間働いていました。
その時の経験をもとに、現地採用者の実態をお伝えしていきます。
経験ベースの内容なので、詳細までリアルな現実が見えてきます。
インドネシアの事例ですが、東南アジアやその他の海外就職を目指す方にも参考になるかと。
記事を読み終わる頃には、現地採用として働くイメージが掴めますよ。
現地採用って何?
現地採用は、『自らの意思で現地で就職し働く事』を指します。
『自らの意思』がポイントです。
ポイント
・海外で働きたい
・好きな国で働きたい
・経験を多く積みたい
等など、海外就職を目指す方は『やりたいことを求めて』海外に出ます。
このように、自分の意思で海外に飛び込む場合は現地採用というケースになります。
逆に駐在員の場合は、事情が異なります。
会社によっては社内で海外へのチャレンジ制度がありますが、『会社辞令で海外勤務になる』ケースがほとんどです。
その場合、海外に興味がない、家族と離れ離れになる等、自らの意思で選択した訳ではありません。
以上のように、『自らの意思』で飛び込む点が現地採用と駐在員の大きな違いとなります。
現地採用のメリット・デメリットは何?
ここからは、メリット・デメリット共に3つ挙げていきたいと思います。
まずは『メリット』から挙げていきます。
メリット1:国が選べる!
これが一番のメリットだと思います。
海外就職と言ってもそれぞれに行きたい国はあるかと思います。
また、『行きたい国で仕事を自由に探せる事』も大きなメリットです。
駐在員の場合、それは会社の判断によります。
行きたくなかった国で、やりたくないポジションを担当する事もあります。
インドネシアに駐在員として着任した方の中には、『インドネシアに馴染めない』方も見かけますね。
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メリット2:早く多くの経験を積むことが出来る!
入社して『いきなり管理職』という事はザラにあります。
現地のスタッフ達に指示を出し仕事を進めていきますので、『自分で考えて動かなければ仕事が進みません』。
日本では30代頃から管理職になる事が多いですが、現地では20代でも管理職としての経験を積むことが出来ます。
メリット3:未経験職に就きやすい!
現地では『過去の経験を買われて採用に至る』事があります。
例えば私の場合、
不動産業界(日本)→IT業界(インドネシア)
というように異業種ですが採用になりました。
共通している点は、どちらも『営業職』という事です。
過去の不動産営業経験・実績をアピールすることにより、未経験だったIT系の会社で採用となりました。
このように、業界は違えど活かせる経験を積んでいれば、新しいキャリアを積む事が出来ます。
続いて『デメリット』を見ていきましょう。
デメリット1:待遇・採用条件
いくつか考えましたが、この点に尽きるのかと思います。
現地で生活していて気付きますが、『駐在員との待遇格差』があります。
ポイント
・給与
・家賃補助の有無
・車手当て
・保険内容
・一時帰国手当て
等などに待遇格差があります。
駐在員と同じ遊び・行動をしているとついていけなくなる事も。
自らの意思で飛び込んでいるため、仕方ない部分もありますが待遇格差を感じます。
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デメリット2:日本の社会保障関係から外れます
『社会保険や年金関係など』、現地に住んでいると地味に効いてきます。
日本では天引きで引かれていて気付きませんが、かなり恩恵を受けています。
何かあった時に『保険に未加入状態』であったり、『将来の年金がない』と考えると不安になる事もあります。
一時帰国の際に歯医者に行ったり悪いところを治しに行くと、社会保険の3割負担の有り難みがわかります。
以下の記事では各種手続きに関してまとめています。
デメリット3:将来が不安になる
長く働くようになると、次のステップを考えるようになります。
ポイント
・このまま働くのか
・転職しようかな(他社・他国を含め)
・日本に帰ろうかな
等など考えるようになります。
プラスに考える事も出来る内容ですが、デメリット2のように長く住むほど不安になる事もあります。
もちろん、その国が好きになり永住する方もたくさんいます。
振り返った時に少しでも不安材料を無くすため、『就職が実現したら将来を意識して働く事』をおすすめします。
以下の記事もご参考までに。
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駐在員との違いは何?
『待遇の違い』
もうこの一言ですね。
同年代で『自分の給料の2倍3倍をもらっている事』はザラにあります。
他にも家賃手当や運転手付き車両の貸与など、挙げればキリがありません。
それでも中には嫌々で会社命令として来ている方もいるので、上記の待遇でも馴染まずに帰国されるケースもあります。
待遇差もありますが、仕事の責任感も駐在員と現地採用で違います。
責任感の違いが待遇差に現れていますが、それを差し引いても差を感じる事になります。
実際の生活はどうなの?
割と余裕を持って生活出来ます。
デメリットも多くお伝えしましたが、『実際の生活は問題なく出来ます』。
もちろん、入社した会社の待遇にもよりますが、困る場面は少ないと思います。
私の場合は友達と『週1で飲み』に行ったり、『数ヶ月に1回は東南アジアやバリに旅行』に出掛けたりしていました。
また、食事面もほとんど日本食を食べていましたが金銭面で困ることはありませんでした。
その他にもゴルフへ行ったり趣味に時間を使っても、生活に困る事はなかったですね。
より良い生活環境を手に入れるためにも、就職活動中の面接では希望給与金額に届くように交渉しましょう。
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まとめ:海外就職といえば現地採用!実態とは?【メリット・デメリット詳細】※インドネシアの事例
いかがだったでしょうか。
現地採用のイメージは湧きましたか?
若いうちから経験を積めて、現地で頑張れば将来がさらに開けます。
実際に私の場合も『現地採用として働いたことにより、将来の選択肢が増えました』。
そうは言ってもいいことばかりじゃないよね、と考えている方は以下の記事にも目を通しておきましょう。
現地採用が合わない方の特徴を解説しています。
現地採用を検討の方に向けて
今回の記事ではメリットもデメリットもお伝えしましたが、メリットが上回れば飛び込んでみましょう。
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