今回は、そんな悩みを解決します。
この記事で分かること
・カリマンタン島の概要が分かる
インドネシアの首都が、ジャカルタからカリマンタン島の東部に移転する事が決まりました。
本記事では、そんな移転先のカリマンタン島に関して紹介していきます。
主要な都市や観光地など、カリマンタン島の概要が分かりますよ。
カリマンタン島とは?
カリマンタン島は、インドネシアの中心に位置する大きな島です。
中心地という事も、首都移転の理由の一つに挙げられていますね。
その島の大きさは、日本の約2倍の面積を誇りますよ。
※インドネシア領部分は、日本の1.4倍相当
ジャカルタからの時差はプラス1時間となります。
日本より1時間遅いということですね。
カリマンタン島はインドネシアの他に、マレーシアとブルネイの計3ヵ国の領土があります。
カリマンタン島は、世界的には『ボルネオ島』と呼ばれることが一般的です。
英語表記が、ブルネイからなまってボルネオになったと言われています。
「カリマンタン」は、インドネシアの呼び方ということですね。
カリマンタン島には、多様な生態系を育む熱帯雨林があるため、オランウータンやウンピョウなどの野生動物の生息地として知られています。
カリマンタン島に関しては、在インドネシア日本国大使館の2018年当時の大使である、石井大使のエッセーが分かりやすく説明してくれていますよ。
以下、参考までに。
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主な都市
カリマンタン島の主な都市は、以下の3都市です。
カリマンタン島の主な都市
・サマリンダ(Samarinda)※東カリマンタン
・バリクパパン(Balikpapan)※東カリマンタン
・バンジャルマシン(Banjarmasin)※南カリマンタン
サマリンダ(Samarinda)※東カリマンタン
『サマリンダ』は、東カリマンタン州の州都で、カリマンタン島では最大の都市です。
人口は、2014年の時点で80万人を超えています。
主な観光地は「サマリンダ・イスラム中央モスク」や「サマリンダ博物館」、「クタイ・カルタヌガラ橋」、「パギ市場」などがあります。
サマリンダへの行き方として、2018年に「テミンドゥン空港」が閉鎖されて以来、現在では「アジ・パンゲラン・トゥメングン・プラノト国際空港(APTプラノト)」が主な交通手段となっています。
ジャカルタからは直行便で2時間30分ほどですね。
バリクパパン(Balikpapan)※東カリマンタン
『バリクパパン』は、東カリマンタン州に属する港湾都市です。
※東カリマンタン州の州都は「サマリンダ」です。
ジャカルタから訪れる場合には「スルターン・アジ・ムハンマド・スレイマン空港」を利用するのが主なバリクパパンへの移動手段となります。
ジャカルタからのフライトは、約2時間ほどですね。
国際線は、シンガポールの「チャンギ国際空港」とマレーシアの「クアラルンプール国際空港」から便が出ています。
主な観光地は「バンキライの丘」や「マングローブセンター」、「水上集落」、「クランダサン市場」などがあります。
20世紀初期から周辺の油田開発に伴って港として発展し、カリマンタン石油業の一大中心地となっています。
日本とも関係があり、第二次世界大戦中の1942年に日本軍がパリクパパンに侵攻しました。
終戦間際には石油の関係から激戦地となったようです。
多くの日本軍がこの地で倒れたため、現地には南方方面戦没者慰霊碑もあります。
バンジャルマシン(Banjarmasin)※南カリマンタン
『バンジャルマシン』は、南カリマンタンの州都です。
バリト川沿岸に栄えている都市です。
街の中には、バリト川へ流れ込むたくさんの支流が流れ込んでいます。
そこから「東洋のベニス」や「川の都市」とも呼ばれています。
「シャムスディン・ノル空港」がバンジャルマシンの玄関口となります。
2019年には新ターミナルがオープンするなど、訪れる人が年々増えているとの事です。
主な観光地は「マスジット・スルタン・スリアンシャ・モスク」や「水上マーケット」、「ワサカ博物館」、「宝石市場」が有名所ですね。
観光スポット
続いて、カリマンタン島の観光スポットをご紹介します。
カリマンタン島の観光スポット
タンジュン・パッティング国立公園
バンキライの丘
水上マーケット(バンジャルマシン)
タンジュン・パッティング国立公園(Taman Nasional Tanjung Puting)
カリマンタン島といえばこちら『タンジュン・パッティング国立公園』です。
南カリマンタンエリアにある、面積約2,200キロメートルの広大な国立公園です。
カリマンタン島を代表するオランウータンやテナガザル、ワニなどが生息しているエリアとなります。
サファリやクルージングツアーが人気の観光地ですよ。
中でも『キャンプ・リーキー』というエリアのクルーズツアーが有名です。
以下の「パンダバス」さんの体験レポートを読むと、現地の雰囲気が伝わりやすいですね。
以下は国立公園のホームページです。
バンキライの丘(Bangkirai Hills)
『バンキライの丘』は、東カリマンタンのバリクパパンの郊外にあります。
バリクパパンの中心部からは車で1時間30分ほどとなります。
自然に囲まれた吊り橋がハイライトですね。
自然に触れながらトレッキングしたい方におすすめのエリアとなります。
運がいいとオランウータンに遭遇することがあります。
水上マーケット(バンジャルマシン)
『水上マーケット』は、東洋のベニスと呼ばれる街「バンジャルマシン」が有名です。
バンジャルマシンの中にもいくつもの水上マーケットがあります。
水上マーケットの規模は、インドネシア最大クラスと言われていますよ。
市内観光とセットで訪れるといいかと。
水上マーケットは早朝が一番活気にあふれるので、朝早くに訪れてみましょう。
まとめ:インドネシアの首都の移転先『カリマンタン島』を紹介します!
いかがだったでしょうか。
カリマンタン島の概要が分かりましたか。
本記事では、主要な都市と観光スポットを紹介してきました。
ジャカルタからの首都の移転先ですが、まだまだ未開の地が多い島ですね。
首都の移転話と供に、今後、注目されるエリアかと思います。
カリマンタン島は、自然のオランウータンに会える貴重な観光スポットです。
興味があれば、一度は現地を訪れてみましょう。
Good Luck!
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