今回は『ASEAN企業地図【第2版】』を紹介します。
この記事で分かること
『ASEAN企業地図【第2版】』の概要が分かる
『ASEAN企業地図』という本をご存知でしょうか。
知る人ぞ知る、東南アジアビジネスを知るためのガイドブックです。
本記事では『ASEAN企業地図』の第2版を紹介していきます。
2015年に出版された初版を大幅改定して、2019年に第2版が出版されました。
コロナウィルス拡大の直前までの情報なので、比較的新しい情報ですよね。
筆者の私自身が、インドネシアで5年間生活していた経験があります。
そして、ASEANの全10ヶ国を訪れた経験もあります。
東南アジアでのビジネスにも興味があったため、本書を手に取りました。
この記事では、ASEAN企業地図の概要と内容を紹介していきます。
これから東南アジアへビジネス展開を検討している方や、東南アジアで働くビジネスパーソン必見の内容ですよ。
『ASEAN企業地図【第2版】』を紹介します!
『ASEAN企業地図【第2版】』は以下のASEAN加盟7ヶ国を取り上げています。
掲載国
・インドネシア
・タイ
・フィリピン
・マレーシア
・シンガポール
・ミャンマー
・ベトナム
各国の経済事情や有力企業グループを紹介した内容となっています。
ASEANでビジネスを展開するなら知っておきたい企業グループや、日系企業との連携に関する相関図などが掲載されています。
文字だけでなく図やグラフが充実しているので、分かりやすい構成となっています。
本書の構成は各国の概要から企業グループ紹介という流れで構成されているので、スッと内容が入ってきますよ。
各国の財閥企業が、その国ごとにどれほどインパクトを与えているのかが分かりますよ。
筆者・出版社紹介
筆者・出版社紹介
・筆者:桂木 麻也(かつらぎ まや)
・発行所:株式会社翔泳社(公式ホームページ)
著者の桂木さんは、メガバンクや外資系証券会社、投資銀行など金融に精通したキャリアを持っています。
アジアで通算7年の駐在経験もあり、アジアの投資事情に精通しています。
本書内でも有力企業グループとのM&A戦略などを解説しています。
本書で紹介されている各国の企業グループ
ASEAN企業地図のポイントは、各国の企業グループの相関図が詳しく図やグラフを交えて紹介されている点が挙げられます。
各国の財閥企業の成り立ちやその国での影響力が分かります。
次からは、本書内で取り上げられている各国の企業グループを紹介します。
企業によっては5ページを超えるボリュームで紹介されており、読み応えある内容となっています。
第1章 インドネシア
インドネシア
■サリム・グループ
■シナルマス・グループ
■リッポー・グループ
■ジャルムBCAグループ
■CTコープ・グループ
■バリトー・パシフィック・グループ
■ラジャワリ・グループ
■ウイングス・グループ
■アルファマート・グループ
■MNCグループ
■サラトガ・インベスタマ・セダヤ
第2章 タイ
タイ
■CP(チャロン・ポカパン)グループ
■TCCグループ
■サイアム・セメント・グループ
■セントラル・グループ
■アユタヤ銀行グループ
■シンハー・グループ
■バンコク銀行グループ
■サイアム・モーターズ・グループ
■サハ・グループ
第3章 フィリピン
フィリピン
■アヤラ・グループ
■サン・ミゲル・グループ
■SMグループ
■JGサミット・グループ
■LTグループ
■GTキャピタル・グループ
■ロペス・グループ
■ユーチェンコ・グループ
第4章 マレーシア
マレーシア
■ベルジャヤ・グループ
■クオック・グループ
■ホンリョン・グループ(マレーシア)
■ウサハ・テガス・グループ
■ゲンティン・グループ
■YTLグループ
第5章 シンガポール
シンガポール
■ファー・イースト・グループ
■ホンリョン・グループ
■UOBグループ
■ホテル・プロパティーズ・グループ
■テマセク・ホールディングス
■シンガポール政府投資公社(GIC)
第6章 ミャンマー
ミャンマー
■マックス・ミャンマー・グループ
■ミャンマー・ゴールデン・スター・グループ(MGSグループ)
■ロイ・ヘイン・カンパニー・グループ
■IGEグループ
■ユニオン・オブ・ミャンマー・エコノミック・ホールディングス(UMEHL)
■ミャンマー・エコノミック・コーポレーション(MEC)
■カンボーザ・グループKBZグループ)
■シュエ・タン・グループ
第7章 ベトナム
ベトナム
■ビン・グループ
■マサン・グループ
■ビナキャピタル・グループ
第8章 香港(番外)
香港(番外)
■長江グループ
■サンフンカイ・グループ
■ギャラクシー・エンターテイメント・グループ
まとめ:『ASEAN企業地図【第2版】』を読んで東南アジアの経済環境を知ろう!
いかがだったでしょうか。
『ASEAN企業地図【第2版】』の概要が分かりましたか。
本書を読むと、各国の経済概要から企業グループの詳細までを掴むことが出来ます。
ASEAN圏内への進出を検討している方や、すでにASEAN域内に進出している方にもおすすめの内容となっています。
日系企業がどのように各国に入り込んでいるのかも見えてきますよ。
ぜひ手に取ってみてください。
Good Luck!
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