「親とさよならする前に 親が生きているうちに話しておきたい64のこと」を読んで

「親とさよならする前に 親が生きているうちに話しておきたい64のこと」を読んで

もと
今回は読んだ本のレビュー記事となります。多くの方の心に刺さる内容なので、このテーマに関して「そろそろ考えなきゃ」と思っている方におすすめです。

今回は、『親とさよならする前に 親が生きているうちに話しておきたい64のこと』のレビュー記事です。

この記事で分かること

・本の内容が分かる

・読んだ感想やレビューが分かる

普段から気にすることは少ないですが『自分の両親が亡くなることを想像したこと』はありますか。

 

生きている中で、一度はこの問題を考えた事があるのではないでしょうか。

実際に『そろそろ考えてみなきゃな』と考えている方も多いと思います。

 

今回は、そんな悩みを解決する助けとなる本を紹介します。

 

『親とさよならする前に 親が生きているうちに話しておきたい64のこと』 

 

本書は、私自身が父親とさよならする前に読んで参考にした本です。

誰もが経験することですが、実際に生前から本書に書かれていることを行動に移している方は少ないのではと思います。

 

本書では、親が元気なうちに話しておきたい事がまとめられています。

今からでもやれる事があると気付くきっかけになればと思います。

『親とさよならする前に 親が生きているうちに話しておきたい64のこと』を読んで

本記事では『親とさよならする前に 親が生きているうちに話しておきたい64のこと』を紹介していきます。

作品情報

・著者:清水晶子

・出版社:サンクチュアリ出版

・公式ページ:サンクチュアリ出版

著者:清水晶子

本書の著者は、清水晶子さんです。

清水さんは、葬儀社の役員をしつつ、一般社団法人日本クオリティオブライフ協会し、終活の重要性や生前整理の大切さに関して全国で講演しています。

 

このように、人の最後に触れる機会が多いため、終活や生前整理のエキスパートと呼べますね。

 

本書は著者の経験をまとめた内容となっているため、親とさよならする前にやっておくことが細かく記されていますよ。

本書を構成する7つのタイトル

7つのタイトル

0, 親と話をする以前の話

1, 体・心の話

2, 病気・介護の話

3, お墓・お葬式の話

4, お金の話

5, 相続の話

6, 実家の片づけの話

本書は、上記の7つのタイトルで構成されています。

どの項目も話しておきたい内容ですよね。

 

本記事では、それぞれのタイトルの概要を紹介していきます。

今気になっている話から、考えたことがなかった話まで多様な構成となっています

 

これからの事を考えている方の参考になりますよ。

0, 親と話をする以前の話

最後の時に後悔しないためにも、まずは親の事を知りましょう

知っておきたい

・好きな食べ物

・趣味

・今の健康状態

・青春時代の話

・仕事

・友人

例えば上記のような親に関することを知っていますか?

知らないことも多いのではないでしょうか。

 

私自身も、考えてみると親の事をよく知らない事に気づきハッとしました

いざいなくなって振り返ると『親のことを何も知らなかった』ということになってしまいます。

 

そうならないためにも、まずは親のことを知ることから始めてみましょう。

 

また『親子だからすぐに分かり会えるとは限らない』という話も本項目にあります。

親子でも話が噛み合わなかったり理解できないことがありますよね。

 

そんな親子の距離を縮める5つのポイントも解説しています。

ポイントを上手く活用して話が出来る環境を整えましょう。

1, 体・心の話

親の健康状態を把握しておきましょう。

 

年に数回や数年に一回会う程度だと、たまに会った時に親が急に老けていた、という経験がありませんか。

衰えは誰にでもやってきますが、自分の親が老いていると衝撃を受けますよね。

 

本項目では、健康状態を把握しやすくする方法や共通の思い出を残す方法が紹介されています。

 

人間ドックを受けさてあげたり、健康診断書を一緒にチェックする時間を作ってみるなど、実践的な内容にも触れていますよ。

 

また、『親の馴れ初めを聞いてみる』などのアドバイスもあります。

なぜそんなアドバイスがあるのかも、本書を読むとなるほどなと思いますよ。

2, 病気・介護の話

認知症と物忘れの違いや認知症のチェックポイントが分かります。

動けなくなった場合の住む場所を話しあったり、介護時の窓口となる高齢者総合相談センターに関して紹介しています。

 

介護認定やケアマネージャーの話など、介護に関するあるトピックも理解することが出来ますよ。

また、よい介護施設の選び方のチェックポイントがあり、考える際の参考となります。

 

その他にも、お見舞いに来てほしい人を聞いておく、延命治療に関して聞いておく、など知っておきたい細かな項目があります。

3, お墓・お葬式の話

お墓とお葬式の話もしておきたいテーマですよね。

話してみないことには希望が分かりません。

お墓の確認ポイント

・菩提寺(先祖代々のお墓がある寺)の有無

・墓地の形態(境内墓地、民間霊園、公営霊園 など)

・納骨方式

・お方式の仕方

本書では、上記のポイントを一つ一つ解説しています。

 

自分の両親が入るお墓を知っていますか

場所を知っていても実際にどんな状況なのか把握している方は少ないかと思います。

 

誰がそのお墓に入っているのかなども確認したいポイントですね。

 

また、お墓がない場合の対処方法なども解説されています。

事前に確認しておかないと、いざとなった時に困りますね。

お葬式のポイント

・参列者の規模(家族のみ、親戚はどこまでなど)

・宗教の有無

・式場の場所

・本人のこだわり

・埋葬の希望

お葬式に関しては上記のポイントが細かく解説されています。

どの項目も事前に知っておきたい項目ですよね。

 

自分の親が無宗教だと思っていても、実は宗教を信仰していた、ということも考えられます。

また、参列者の規模も事前にある程度把握しておくとスムーズに話が進みます。

 

親が亡くなってからお葬式までは数日しか猶予がありません。

そのため、上記の項目を事前に確認しておかないとお葬式までの数日間で苦労することになります。

 

話せる機会があれば事前に確認しておきましょう。

親しかった友人なども聞いておくといいかと。

4, お金の話

お金も大事な話ですね。

把握していないと苦労することも出てきます。

お金のポイント

・預金口座

・不動産

・保険

・ローン、借金

・株などの有価証券

本書では、上記の内容がについて解説されています。

どの項目も確認しておきたい内容ですよね。

 

実際に親に聞いてみたら、今まで聞いたこともなかった話も出てきます。

特にローンや借金に関することは聞きにくいですが知っておきたい内容です。

 

実際に、親が亡くなったあとに借金が発覚した、という話を耳にしたことがあります。

 

また、資産を眠らせたままにしないためにも、預金や有価証券などに関しても聞いておきましょう。

5, 相続の話

相続の話も生前にしっかりしておきたいですね。

相続のポイント

誰が相続人なのか。

隠れた相続人はいるのか。

等など、揉めると厄介になるので事前に把握しておきましょう。

 

本書では、弁護士の活用方法や遺言書の準備に関してなど、相続に関連する話を解説しています。

気になる方は、予めどんなことが想定できるのか、確認しておきましょう。

6, 実家の片づけの話

最後に、実家の片づけの話に関しても紹介されています。

本書では、親としっかり話をして、一年ほどかけてゆっくり片づけることを推奨しています。

 

使うもの・使わないものを分けたり、将来介護が必要になる場合の部屋づくりなど、事前に話せることを話しておきましょう

親の思い入れのある物も多く残されているため、話し合いながら決めていくと良いですね。

まとめ:『親とさよならする前に 親が生きているうちに話しておきたい64のこと』を読んで

まとめ:『親とさよならする前に 親が生きているうちに話しておきたい64のこと』を読んで

いかがだったでしょうか。

『親とさよならする前に 親が生きているうちに話しておきたい64のこと』の概要が分かりましたか。

 

私自身、父親が亡くなる前に本書を購入して参考にさせて頂きました

私は、父親ががんのステージ4だと知ってから本書を購入しました。

 

そのため、残された時間も少なく、親が元気なうちに早く知って動いていればよかったと思うことがいくつもありました。

 

生前にやれることはいくつもあるので、事前に準備して備えましょう。

後悔のない選択がしやすくなりますよ。


Good Luck!

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