今回は、そんな悩みを解消します。
今回の記事で分かること
・外務省が推奨する予防接種が分かる
・インドネシアでかかり易い病気が分かる
駐在員や現地採用者としてインドネシアで働く事になったら、現地での病気が気になりませんか。
日本では何十年も前から発症がない病気でも、インドネシアでは毎年のように発症しているものもあります。
そこで今回は、インドネシア渡航前に受けておきたい予防接種を紹介します。
推奨予防接種
A型肝炎・B型肝炎・破傷風・日本脳炎・腸チフス・狂犬病
予防接種は、出来る限り日本にいるうちに済ませておきましょう。
インドネシアでも接種は可能です。
しかし現地に行ったら、初めのうちはバタバタするので予防接種まで手が回らない事もあります。
本記事を確認し、最低限必要だなと思うものがあれば予防接種を受けてしまいましょう。
渡航までに接種が間に合わない事もあるかと思います。
予防接種出来なかったものは、インドネシア現地で接種しましょう。
予防接種に関しての基礎知識と推奨予防接種
こちらでは、予防接種の具体的な費用や期間をご紹介します。
これからご紹介する各予防接種の費用は、1回につき約7,000円~約15,000円程かかります。
また、接種するワクチンによっては2回~3回接種しなければなりません。
期間を空けて予防接種する必要があるため、全てを受けようとすると4~6ヵ月の期間がかかります。
そして、全てをしっかり受けようとすると10万円以上は費用がかかります。
ワクチンの費用は、それぞれの項目の目安費用を参照してみてください。
海外駐在員の場合は、会社負担で予防接種が受けられる事がほとんどだと思います。
しかし、現地採用者は基本的には自己負担となります。
※就職活動中に各会社に予防接種の負担に関して確認しておきましょう。
すぐに全てを接種しなくても、インドネシアでもワクチンを打ってくれる病院はあります。
現地生活をしながら、少しずつでも接種していくようにしましょう。
以下の現地の病院でワクチンを扱っています。
あわせて読んでみましょう。
ワクチンは輸入品の為、打ちたいタイミングで取り扱いがない事もあるようですね。
あわせて読みたい
A型肝炎
症状のポイント
食欲不振、全身倦怠感、腹痛、おう吐、発熱、下痢などを引き起こします。
衛生環境が悪いと発症し易いです。
食べ物(生物)や飲み物(生水)には注意が必要です。
ココがポイント
費用目安:約10,000円 回数:3回
B型肝炎
症状のポイント
食欲不振、全身倦怠感、腹痛、おう吐、発熱などを引き起こします。
性行為による感染が多いです。
ココがポイント
費用目安:約8,000円 回数:3回
破傷風
症状のポイント
けいれん、呼吸困難、脳炎などを引き起こします。
初期症状は局所的ですが、全身に広がります。
土の中の菌が傷口に入ると発症します。
ココがポイント
費用目安:約10,000円 回数:1回
日本脳炎
症状のポイント
高い高熱、頭痛、嘔吐、めまいなどを引き起こします。
蚊を媒介して発症します。
蚊よけ対策をしっかりしましょう。
ココがポイント
費用目安:約8,000円 回数:3回
腸チフス
症状のポイント
全身倦怠感、高熱、頭痛などを引き起こします。
感染者の便や尿で汚染された食べものや水から発症します。
食べ物(生物)や飲み物(生水)には注意が必要です。
ココがポイント
費用目安:約10,000円 回数:1回
狂犬病
発症のポイント
発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、疲労感などを引き起こします。
錯乱や幻覚を引き起こし、最終的には死亡に至ります。
犬や猫、コウモリに噛まれたり引っ掻かれると発症します。
ココがポイント
費用目安:約15,000円 回数:3回
インドネシアでかかり易い病気
ここからは、インドネシアでかかり易い病気に関してもご紹介します。
旅行や出張など、現地に長期滞在するわけではない方も注意が必要ですよ。
感染症からの下痢
腸チフスやA型肝炎などの感染症から引き起こされます。
インドネシアでは下痢になることが多いので、何かしらの感染症にかかる事が多いと言えるでしょう。
生物(なまもの)や生水(なまみず)には注意しましょう。
蚊が媒介する病気
デング熱やジカ熱、マラリアなどの病気があります。
いずれも蚊によって発症される病気です。
刺されないように蚊よけ対策はしっかりしましょう。
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呼吸器系の疾患
インドネシアでは、風邪ではないのに長期間、咳をしている人がいます。
エアコンによる乾燥や排気ガスによる大気汚染などが原因と言われています。
ジャカルタ市内では大気汚染対策のため、マスクをして歩いている人が多いです。
普段から、人混みではマスクをしたり自衛するようにしましょう。
結核
インドネシアは、WHOが指定する結核高負担国30カ国の1つです。
普段から、人混みではマスクをしたり自衛するようにしましょう。
HIV・エイズ
性行為や感染者の血液感染には気を付けましょう。
まとめ:インドネシアの予防接種情報
いかがだったでしょうか。
インドネシア渡航前に受けておきたい予防接種が分かったかと思います。
また、インドネシアでかかり易い病気に関しても分かったと思います。
日本に比べたら病気になりやすい環境なので注意が必要ですね。
普段から気をつけること
・口に入れる食べ物や飲み物に気をつける
・人が多い場所や空気が汚れている場所ではマスクをする
・蚊に刺されないように対策をしっかりする
以上の事を日頃から気にかけておきましょう。
現地で病気になると日本で病気になる以上に辛いです。
言葉の問題や孤独な不安が襲ってきます。
そうならないように、予防対策を日常生活から心がけておきましょう。
ジャカルタで日本語が通じる病院は以下にまとめています。
合わせて読んでおくといいでしょう。
ちなみに、予防接種していないという日本人の話もよく聞きます。
安心を買うという意味では打っておくのが無難ですが、自己判断です。
しっかり考えて判断しましょう。
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Good Luck!