今回は、そんな悩みを解決します。
この記事で分かること
・ジャカルタの住居事情が分かる
・コス、アパートメントの違いが分かる
・家賃相場が分かる
インドネシアへの駐在が決まった!
インドネシアで働いてみたい!
という方は、現地の生活環境が気になるかと思います。
特に、住む場所や環境は気になりますよね。
少し調べてみると、コス(Kost)・アパートメントいう言葉が目に入るかと思います。
今回は、そんなインドネシアの首都ジャカルタの住居事情についてご紹介します。
私自身、ジャカルタ近郊の工業団地『チカラン』で5年間生活していた経験があります。
その時の経験も踏まえて、現地の住居事情をご紹介していきます。
本記事を読んで、不安なことがあれば解決してしまいましょう。
ジャカルタの住居事情
ジャカルタは、インドネシア最大の都市です。
大都市で政治や経済の中心地のため、海外から来ている多くの外国人が生活しています。
また、インドネシア国内中からも多様な文化背景を持った民族が集まります。
そのため、住居に関しても多くの選択肢があります。
本記事では、外国人が選ぶ住居形態である、コス(Kost)とアパートメントをご紹介していきます。
最後まで読んでいただき、両者の違いを整理しましょう。
コス(Kost)とアパートメントの違い
ここからは、コス(Kost)とアパートメントの違いに関して解説していきます。
早速ですが、違いを比較していきましょう。
コス(Kost)
コスは、いわゆるシェアハウスをイメージして頂くと分かりやすいかと思います。
現地採用として現地生活を始める場合には、コスを選ぶのが一般的です。
特徴として、キッチンやダイニングは共同となるケースが一般的です。
家によってはシャワーも共同の所もあります。
エアコンの有無や掃除洗濯をしてくれるハウスキーパー(お手伝いさん、メイドさん)がいるコス等、物件により特徴があります。
また、高級なコスではジムやプールが併設されている物件もあります。
コスは、ジャカルタの中心地に多く存在しています。
自身の勤務先に近いエリア、買い物に行きやすいエリアなど、自身の生活に合った環境を選ぶ事が出来ます。
注意点としまして、ハウスキーパーに物を盗られる事もあるので、自身の持ち物の管理には気を付けましょう。
家賃は毎月の支払いが一般的で、更新もその都度という事があります。
もし、選んだコスが自分に合わないと感じた場合には、毎月更新のため気軽に引っ越しできる点がメリットになります。
ちなみに、光熱費は家賃に含まれるケースが多いです。
コスの家賃相場
一般的なコス
300万ルピア~500万ルピア程
現地採用で働き始める場合は、この価格帯で選ぶことになるかと思います。
部屋もきれいで、日本と変わらない暮らしができるレベルです。
高級コス
700万ルピア~900万ルピア程
一人暮らしの駐在員や外国人が多く住む価格帯となります。
家賃補助が出る現地採用者が住むこともあります。
※一般的なコスも高級コスも外国人向けの家賃相場となります。
インドネシア人が住むコスは、50万ルピア~150万ルピア程です。
アパートメント
ファミリータイプの住居が中心です。
いわゆる駐在員向けの物件となります。
日本のマンションをイメージして頂くとイメージが湧きやすいかと思います。
分譲マンションのように一部屋ごとに物件のオーナーさんがいます。
入居するためには、仲介業者を通してオーナーさんと家賃交渉を行ったりします。
契約は、半年や1年単位での契約となります。
契約を更新してすぐに日本に帰任になり、住まない部屋の残りの家賃を会社が払い続ける、等のケースもあります。
一部屋ごとにオーナーさんが違うため、同じアパートメントでも内装が全く違います。
内見する際には、同じアパートメントの複数の部屋をチェックする事をおすすめします。
アパートメントの場合、ハウスキーパーは付きません。
必要であれば、自身で探す必要があります。
ハウスキーパー選びのポイントまとめ
・回りの知り合いからの紹介有り(例えば会社の同僚、同じアパートメントに住む日本人等)
・一週間に来てもらう回数やお願いする家事の内容により柔軟に交渉可能
・家事の内容は、掃除、洗濯、料理、ベビーシッターなど
・住み込みで雇うケースも有り
ハウスキーパーの料金相場は、60万ルピア~150万ルピア程となります。
住み込みの場合、200万ルピア~300万ルピア程となります。
アパートメントはショッピングモールに併設されている事が多く、下層階に降りてショッピングする事も可能です。
共用施設としては、ジムやプールが付いています。
その他に、BBQスペースが付いている事も多く、知り合い同士でBBQを楽しむ事もあります。
ちなみに、1LDK程度から物件がありますが、広さは60平米や70平米はザラです。
どの部屋も日本に比べてかなり広く設計されています。
アパートメントの家賃相場
15,000,000Rp前後
一人暮らしの場合、目安としてこの程度の価格帯となります。
1LDKや2LDKタイプになります。
20,000,000Rp前後
ファミリー向けの一般的な価格帯となります。
2LDK中心で、3LDKの物件もあります。
30,000,000Rp前後
高級なアパートメントの場合、この価格帯になります。
ほとんど外国人しか住んでいないような物件ですね。
45,000,000Rp前後
超高級な価格帯です。
有名企業の社員や中小企業の社長などが住むイメージです。
コスとアパートメントのメリット・デメリットまとめ
コスとアパートメントのどちらの特徴も紹介してきました。
ここからは、改めてメリット・デメリットを整理していきます。
コスのメリット・デメリット
メリット
・家賃が安い
・特徴があり、自分に合った物件を探せる
・毎月更新のため、引っ越しが容易
デメリット
・部屋が狭い(ワンルーム)
・キッチンなどが共同
・セキュリティ面が不安
アパートメントのメリット・デメリット
メリット
・日本のマンションと同等以上の部屋
・モール併設で生活が便利
・セキュリティが充実
デメリット
・家賃が高い
・契約期間が長い(半年や一年単位)
・高層階ではエレベーター渋滞も
物件選びのポイント・コツ
1点、これだけは考慮に入れて物件を選びましょう。
それは、『立地』です。
ジャカルタの渋滞は半端ではありません。
もう一度いいます。
ジャカルタの渋滞は半端ではありません。
想定の3倍近く目的地までかかる事もよくあります。
GoogleMapで30分と出ていても、あっという間に渋滞になり90分かかる事も普通です。
ジャカルタで働いている日本人に、『物件選びのポイントは?』と尋ねる機会があれば、ほぼ100%私と同じ答えが返ってくるかと思います。
職場への通勤を最優先に選びましょう。
まとめ:ジャカルタの住居をご紹介します!【コス・アパートメント事情】
いかがだったでしょうか。
ジャカルタの住居環境が見えてきましたか?
自分の状況に合った環境を選択して頂ければと思います。
お子さんがいらっしゃる方は、お子さんの環境を重視したり、一人暮らしの場合は、立地を重視する等、選択肢は豊富にあります。
生活環境の中でも住まいは重要な要素です。
ジャカルタ生活を楽しむためにも、自分の環境にあった部屋を選びましょう。
物件選びの参考情報
・インドネシアのスターツ (現地の日系大手不動産会社)
・デザート・アイランド (現地の日系不動産情報)
Good Luck!