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インドネシアのジャカルタ近郊工業団地とは?【チカラン・カラワン他】

インドネシアのジャカルタ近郊工業団地とは?【チカラン・カラワン他】

悩む人
インドネシアの工業団地で働くことになった。全くイメージが出来ないけど、どんな所なんだろう。ブカシ?チカラン??ってどこなの?まずはジャカルタ近郊の工業団地の情報が知りたい!

今回は、そんな悩みを解消します。

今回の記事で分かること

・ジャカルタ近郊の工業団地エリアの詳細が分かる

・工業団地エリアで住み始めた後の、生活イメージが出来るようになる

インドネシアへの赴任が決まり、着任先が工業団地エリアという方が増えています

また、現地採用として働く方も工業団地での求人が増えてきていますね。

 

どんな所で生活するのか、日本食は食べられるのか、病院などの施設はしっかりあるのか等など、気になる事が多いと思います。

現地を訪れてみないと実際のイメージは難しいですよね。

 

そこで今回は、ジャカルタ近郊(主に東部)の工業団地エリア『チカラン・カラワン』をご紹介していきます

 

私自身が、チカランに約5年間住んでいました。

その経験を含めて、実際の現地の状況をご紹介していきます。

 

最後まで記事を読んで頂くと、どのエリアに日本人が多く住んでいて、どんな生活をしているのかイメージが湧きますよ

ジャカルタ近郊の主な工業団地(ブカシ・チカラン・カラワン・チカンペック(プルワカルタ))

ジャカルタ近郊の主な工業団地(ブカシ・チカラン・カラワン・チカンペック(プルワカルタ))

今回は、数ある工業団地の中でも日系企業が多く入居しているエリアを取り上げていきます。

ジャカルタ近郊エリアは空港が近く港も近いため、日系に限らず多くの国々の企業が工場を建設しています。

 

本記事では、ブカシ・チカラン・カラワン・チカンペック(プルワカルタ)と呼ばれるエリアの工業団地をご紹介していきます。

ジャカルタ近郊の工業団地

1, MM2100
2, EJIP(イジップ)
3, JABABEKA(ジャバベカ)
4, LIPPO CIKARANG(リッポーチカラン)
5, GIIC/Deltamas(デルタマス)
6, KIIC
7, Suryacipta(スルヤチプタ)
8, Kota Bukit Indah/Indo Taisei(コタブキットインダ/インド大成)

ここから、上記の8つの工業団地をご紹介していきます。

早速ですが、それぞれの特徴を見ていきましょう。

MM2100

MM2100基本情報

・開発企業:丸紅

・ジャカルタからの移動時間:約1時間30分

・日系企業数:約180社

・Webページ: MM2100

ジャカルタから工業団地方面に向かうと、一番はじめに『MM2100』が見えてきます。

高速道路を降りてすぐに工業団地の入り口があります。

 

現在、805haという広大な土地の開発が完了しています。

(805haは東京ドーム約171個分らしいです。)

 

車で端から端まで20分程かかるため、このエリアでミーティングがある場合はその事も考慮に入れておきましょう。

日系レストランも工業団地内に入っているので、空き時間などで利用できます。

 

また、川を挟んで隣のEJIP工業団地へ橋で繋がっています。

高速道路が混んでいる際にはこちらを利用して横移動することになります。

EJIP(イジップ)

EJIP基本情報

・開発企業:住友商事

・ジャカルタからの移動時間:約2時間

・日系企業数:約100社

・Webページ: EJIP

『EJIP』は、East Jakarta Industrial Parkの略称です

こちらはインドネシアで最初に開発された工業団地です。

 

EJIPセンターという商業施設内には、日本食レストランH.I.S共愛クリニックなど、現地の日本人も利用する施設が入っています。

 

私自身も日本への航空券はこちらのH.I.Sで手配したり、歯が気になった時には共愛クリニックを利用しました。

共愛クリニックは、日本語が通じる医師もいるため安心ですよ。

JABABEKA(ジャバベカ)

Jababeka基本情報

・開発企業:現地企業

・ジャカルタからの移動時間:約2時間

・日系企業数:約100社

・Webページ:Jababeka

『ジャバベカ』は、高速道路を挟んでEJIPやチカランの北側にあります

敷地面積はなんと約5,600ha。(東京ドーム約1,190個分

 

工業団地のエリアもありますが、現地の大学や病院、住宅街やゴルフ場など、複合都市としてのエリアとなります。

 

日本食レストランはもちろん、スターバックスやマクドナルドもエリア内にあります。

私がこちらのエリアを訪問する際には、両者ともお世話になりました。

 

ホテルやアパートメントも多いため、ジャバベカに住んでいる日本人も多くいます

その他にも、日系企業も参画している老人ホームもあります。

 

今後、商業施設が続々とオープンしていくと予想されているエリアでもあります。

数年前には『リビングプラザジャバベカ』というモールがオープンしたので、この流れが続いていくと楽しみなエリアです

 

また、スマートフレンという、おすすめのモバイルWifiルーターが購入出来るエリアでもあります。

 

そしてジャバベカは、何と言ってもゴルフ場が有名です

工業団地エリアのゴルフ場に関連した記事も、以下からチェックしましょう。

 

最後にアドバイスです。

ジャバベカは敷地面積が広いため、MM2100と同様に時間には余裕を持って行動する事をおすすめします。

LIPPO CIKARANG(リッポーチカラン)

Lippo Cikarang基本情報

・開発企業:現地企業(Lippoグループ)

・ジャカルタからの移動時間:約2時間

・日系企業数:少ない

・Webページ: LIPPO CIKARANG

こちらは工場が立ち並ぶというより、ベッドタウンになります。

工業団地で働く多くの日本人がこのエリアで暮らしています。

 

日系のアパートメントが多く、日本食レストランも充実しています。

モールリッポーチカランというモールやシティウォークという飲食店やスーパーが入居する商業施設があります。

 

また、日本人スタイリストがいるNobuという美容院や日系スーパーのパパイヤもこの工業団地内にありますよ。

リフレッシュ出来るマッサージ店もこのエリアに複数あります。

 

近年は、ジャカルタから工業団地までの渋滞の激しさから、ジャカルタからリッポーチカランに引っ越しをしてくる日本人が増えました。

GIIC/Deltamas(デルタマス)

Deltamas基本情報

・開発企業:双日

・ジャカルタからの移動時間:約2時間

・日系企業数:約80社

・Webページ: GIIC/Deltamas

デルタマスは、リッポーチカランに続き日本人の生活拠点になっているエリアです。

 

このエリアの近年でインパクトがあった出来事は、日本人学校が開校した事ではないでしょうか

 

今までの工業団地に勤務しているお子様連れの日本人は、西ジャカルタにある日本人学校に子供を通わせる為にジャカルタ市内に住んでいました。

しかし、通勤時間が2時間かそれ以上かかるために負担がかかっていました。

そんな状況から工業団地エリアにも日本人学校が開校したので、生活スタイルが変わった人も多いと思います。

 

そして、デルタマスは滞在している日本人が多いため、日本食レストランも充実しています

KIIC

KIIC基本情報

・開発企業:伊藤忠

・ジャカルタからの移動時間:約2時間30分

・日系企業数:入居企業の85%

・Webページ:KIIC

ここからは、カラワンと呼ばれるエリアです

『KIIC』は、殆どの入居企業が日系企業です

 

開業から20年以上経ちますが、今でも拡大を続けている工業団地です。

日系企業が多いため、工業団地内に日本食レストランが複数あります

 

デモや労働問題が激しかったエリアですが、近年はそういったニュースは少なくなってきました。

Suryacipta(スルヤチプタ)

Suryacipta基本情報

・開発企業:ローカル+住友商事

・ジャカルタからの移動時間:約3時間

・日系企業数:約50%

・Webページ: Suryacipta

『スルヤチプタ』はKIICと同じくカラワン県にある工業団地です

隣には、KIMというローカル企業が開発している工業団地があります。

そちらにも多くの日系企業が進出しています。

 

スルヤチプタは日本食レストラン不毛地帯です

 

そのため、『Grab』や『Gojek』などのアプリでデリバリーを頼むことも増えてきていますね。

吉野家の牛丼やマックのデリバリーが日本人にもおすすめですね。

 

デロニクスというサービスアパートメントにある『酒菜』という日本食レストランからも注文すればデリバリーしてくれますよ。

 

外でランチを食べる場合は、隣のKIICにある『ルコスダナ』まで移動することも候補に上がりますね。

Kota Bukit Indah/Indo Taisei(コタブキットインダ/インド大成)

Kota Bukit Indah/Indo Taisei基本情報

・開発企業:大成建設+ローカル

・ジャカルタからの移動時間:約3時間30分

・日系企業数:約50%

・Webページ: Kota Bukit Indah

『コタブキットインダ/インドタイセイ』も開発が進んでいる工業団地です

エリア的には、チカンペックやプルワカルタと呼ばれています

 

ジャカルタ近郊の工業団地では、一番都心のジャカルタから離れているエリアです

 

ジャカルタから離れていますが、日本食レストランやリーズナブルなゴルフ場もあります

このエリアまでが、ジャカルタ近郊の工業団地と言われるエリアとなります。

まとめ:インドネシアのジャカルタ近郊工業団地とは?【チカラン・カラワン他】

まとめ:インドネシアのジャカルタ近郊工業団地とは?【チカラン・カラワン他】

いかがだったでしょうか。

ジャカルタ近郊の工業団地のイメージが湧いてきましたか。

ご紹介した工業団地

1, MM2100
2, EJIP(イジップ)
3, JABABEKA(ジャバベカ)
4, LIPPO CIKARANG(リッポーチカラン)
5, GIIC/Deltamas(デルタマス)
6, KIIC
7, Suryacipta(スルヤチプタ)
8, Kota Bukit Indah/Indo Taisei(コタブキットインダ/インド大成)

工業団地エリアは、日系企業が多く進出しているエリアなので、日本人が住みやすいエリアとも言えます

日系スーパーや日本語が通じる病院もあるため、仕事に集中できる環境です。

 

自身のキャリアのステップアップを目指すのであれば、環境は整っています。

工業団地勤務になる方は、自身のキャリアを見つめながら働きましょう

今後のキャリアに向けて工業団地でのキャリアを積み上げていきましょう。

Good Luck!

おまけ:初心者におすすめのインドネシア語参考書

おすすめは、『インドネシア語が面白いほど身につく本』です

初心者の場合、アルファベットの読み方や数字の読み方などの簡単な所から学習したいですよね。

そこから時間や身の回りの物の名称、基礎の動詞や簡単なフレーズを学んでいく流れかと思います。

そんな基礎から、簡単な挨拶や街中での会話例まで網羅した参考書となります。

私自身も、本書を利用して基礎を固めました

初出社した時のインドネシア語での挨拶に活用し、暖かく迎えてもらった記憶は今でも覚えています

これ一冊で生活に関してのインドネシア語はカバー出来ますよ。

参考書に悩んでいる方はとりあえずこちらを押さえておきましょう。

インドネシア生活のスタートダッシュに欠かせませんよ。


Good Luck!

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