
今回は、そんな悩みを解決します。
この記事で分かること
・インドネシアの銀行が分かる
・銀行口座の開設方法が分かる
・おすすめの銀行が分かる
海外生活でのお金の管理方法は気になるところですよね。
インドネシアでも、外国人が銀行口座を開設することが出来ます。
日本のように、預けたお金をATMで引き出し・振り込みが出来ます。
口座を開設すると現地生活で便利なことが多いですよ。
インドネシアは、紙幣の桁数が日本と違います。
例えば、インドネシアの紙幣の最高額は、100,000ルピア札(約800円)です。
そのため、多くの現金を持つことになり、財布が重くなってしまいます。
今回は、そんなインドネシアの銀行に関して紹介していきます。
記事の途中では、銀行口座の開設方法やどの銀行がおすすめなのか、等なども紹介していきますよ。
私自身が、インドネシアで5年間働いていてた経験があります。
その時の経験も踏まえて紹介していきます。
読み終わる頃には、インドネシアの銀行に関する知識が身に付いていますよ。
インドネシアの銀行
まずは、インドネシアの銀行を紹介します。
※以下の情報は、一般財団法人 ゆうちょ財団ホームページを参照しています。
インドネシアには、110の商業銀行があります。
その中でも、国有銀行の保有している総資産が、私銀・地銀を含む全体の約40%を占める程に力を持っています。
今回は、国有銀行を含むインドネシアの『四大銀行』を紹介します。
インドネシア四大銀行
・ PT Bank Rakyat Indonesia Persero (BRI)(インドネシア国民銀行) ※国営
・ PT Bank Mandiri Persero(マンディリ銀行) ※国営
・PT Bank Central Asia Tbk (BCA)(セントラルアジア銀行) ※民間
・ PT Bank Negara Indonesia Persero Tbk (BNI)(ネガラインドネシア銀行) ※国営
これらの銀行は、日本で言う所の三大メガバンクですね。
駐在している日本人のほとんどが、四行のどこかで口座を開設しています。
それぞれ支社が多くATMも多いため、使い勝手が良い銀行ですよ。
次からは、それぞれの銀行の特徴を紹介していきます。
PT Bank Rakyat Indonesia Persero (BRI)(インドネシア国民銀行) ※国営

※出典:BANK BRI
『BRI』は、1895年創業の老舗の大手国営銀行です。
マイクロファイナンスを得意とし、インドネシア国内に4,000以上の支店やサービス窓口を抱えています。
PT Bank Mandiri Persero(マンディリ銀行) ※国営

※出典:BANK MANDIRI
『マンディリ銀行』は、1998年に創設された比較的新しい銀行です。
国営銀行で、インドネシア最大級の規模の銀行です。
1997年のアジア通貨危機が発端となり、政府主導の銀行の統合が進められた際に設立した銀行です。
PT Bank Central Asia Tbk (BCA)(セントラルアジア銀行) ※民間

※出典:BCA
『BCA』は、1957年に設立された民間銀行です。
アジア通貨危機の際には、一度国有化されましたが、今は民間銀行に戻っています。
民間銀行では唯一、四大銀行に数えられています。
PT Bank Negara Indonesia Persero Tbk (BNI)(ネガラインドネシア銀行) ※国営

※出典:BNI
『BNI』は、1946年にインドネシア政府設立によるインドネシア最初の銀行として誕生しました。
インドネシアで、中央銀行として最初の通貨を発行したのがBNIです。
東京に支店がある唯一の銀行でもあります。
インドネシアでの銀行口座の開設方法
ここからは、インドネシアでの銀行口座開設方法を紹介します。
インドネシアで外国人が口座を開設するためには、以下のものが必要となります。
口座開設に必要なもの
・パスポート
・KITAS(暫時居住許可証)やKITAP(5年滞在許可証)など
・NPWP(納税者番号)
・開設口座への入金(100,000ルピア~500,000ルピア)※銀行により異なります
これらの必要書類などを持って各銀行の窓口に行くと、新規口座開設手続きが出来ます。
インドネシアの各銀行窓口は、日本の銀行と同じような窓口の手続き方法になっています。
銀行に入ったら、警備員(業務補助員?)が目的を聞いてきます。
そして、順番待ちのための発券機まで誘導してくれるので、そこで券を引いて順番が呼ばれるまで待ちます。
必要な書類を見て分かるように、長期滞在に必要な書類の提出が必要になってきます。
そのため、旅行や短期滞在では、銀行口座を開設する事が出来ませんのでご注意ください。
注意ポイント
帰国が決まって銀行口座を閉じる時には、口座を開設した支店でしか手続きすることが出来ません。
逆に口座の開設はどの支店でも出来るので、住んでいる所から近い場所などで口座開設するようにしましょう。
おすすめの銀行
ここでは、インドネシアのおすすめの銀行を紹介します。
結論から話すと、紹介してきた大手の四大銀行をおすすめします。
どの銀行も『支店数・ATM数が多いため、現地の生活に便利』です。
住んでいる場所から近い、職場のビルに入っている、頻繁に通うモールにATMがある、等などの基準を決めて四行から選びましょう。
その他に、現地の生活者に使い勝手のいい銀行を紹介します。
CIMB NIAGA BANK(CIMBニアガ銀行)
1955年設立のインドネシア初の民間銀行です。
銀行規模は、民間銀行として民間銀行トップのBCAに次ぐ第二位の規模となります。
おすすめ理由としては、ジャカルタとチカランに支店がある点です。
インドネシアに駐在する多くの日本人がどちらかの地域で働く事になります。
その時に、支店が近くにあると非常に便利です。
チカランに駐在が決まっている方は『CIMB NIAGA BANK』も検討してみましょう。
まとめ:インドネシアの銀行を紹介します!【口座の開設方法とおすすめ銀行情報】
いかがだったでしょうか。
インドネシアの銀行に関してイメージが湧きましたか。
インドネシアの銀行まとめ
・ PT Bank Rakyat Indonesia Persero (BRI)(インドネシア国民銀行) ※国営
・ PT Bank Mandiri Persero(マンディリ銀行) ※国営
・PT Bank Central Asia Tbk (BCA)(セントラルアジア銀行) ※民間
・PT Bank Negara Indonesia Persero Tbk (BNI)(ネガラインドネシア銀行) ※国営
・PT Bank CIMB Niaga Tbk(SIMBニアガ銀行) ※民間
今回は、インドネシアでおすすめの五つの銀行を紹介しました。
現地で生活していると、生活圏に支店やATMがあるのかないのかで便利さが変わってきます。
訪れたモールやアーケードで、利用している銀行のATMがない時は、地味に切なくなります。
今回紹介した銀行を軸に、現地で銀行口座を開設する事をおすすめします。
会社の給与振込の関係で口座を開設した銀行(メインバンク)以外にも、貯金用や生活費用など、もう一つ持っておくと生活の幅が広がりますよ。
Good Luck!
海外送金に関しては、以下の記事が参考になりますよ。
銀行送金に比べてお手軽に海外送金が出来るサービスになります。
取引金額によっては手数料が、銀行の手数料と比べて1/10から1/5くらいになります。
私自身も使っているため、送金方法まで詳しく解説しています。
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