今回は、そんな悩みを解消します。
日本にいるとインドネシア語に触れる機会がないため、イメージが沸かないと思います。
この記事で分かること
・具体的にインドネシア語の難易度が見えてくる
・参考書に関して、総合・単語・文法ごとの各参考書が書評付きで分かる
インドネシアに駐在が決まった方や現地採用として働き始める方は、現地の言語であるインドネシア語が気になりますよね。
しかし、勉強しやすい言語なのかどうか、最初はよくわからないかと思います。
今回の記事では、ジャカルタで5年間働いた経験のある私が、インドネシア語に関して解説します。
インドネシア語の難易度や豆知識、選ぶべき参考書が分かります。
私自身が使っていた参考書のため、情報は役立つかと思います。
最後まで読んで頂ければ、インドネシア語に対する理解が深まりますよ。
インドネシア語の難易度とは?
外国語なので難しいイメージを持っているかもしれません。
まずはじめに伝えたいことは、インドネシア語は難しい言語ではありません。
そう言える一番の理由はローマ字表記という事にあります。
タイ語やアラビア語のようにそもそも読めない言語だとハードルが高いです。
読めない言語の場合、なんとなく難しそうだと想像できますよね?
その点インドネシア語はローマ字表記のため勉強に取り組みやすく、なんとなくの発音で通用します。
勉強しやすいことは、新しい言語に触れる際に大変助かりますよね。
それでも、ゼロからのスタートでも現地のスタッフとコミュニケーションを取らなければ仕事が進みません。
言語が大きな壁になりますが、いざ勉強を始めて感じることは『意外に難しくないかも』という事です。
実際に数ヶ月で通訳なしでコミュニケーションを取れるようになる方もいます。
インドネシア人のおおらかな人柄(Tidah apa apa(大丈夫、気にしない、なんとかなる))もあり、拙くてもインドネシア語が伝わるだけで喜んでくれたりします。
そのため、積極的に現地で使っていけるのもポイントかと思います。
ここまでで、インドネシア語が学びやすい言語だという事が理解頂けたかと思います。
参考までに以下の記事を読んで頂くと、よりイメージが湧きますよ。
豆知識
インドネシア語はマレー語の一種をベースとしています。
そのため、マレーシアに旅行に行った際にはインドネシア語が結構通用しました。
余談ですが、私がフィリピン留学時に仲良くなった先生のFacebookがタイムラインに流れてきます。
それを見て気付いたのですが、フィリピンのタガログ語もインドネシア語に似ている言葉が多いという事です。
少し調べてみたら、昔東南アジアを中心に交易していたマレー商人が使用していた言葉の名残が各国の言語に影響を与えているようです。
インドネシア語の勉強法とおすすめ参考書をご紹介
ここからは、インドネシア語の勉強法をご紹介します。
勉強法と言っても非常にシンプルです。
とにかく単語を覚えましょう。
インドネシア語の学習は英語を勉強するイメージに近いです。
語順も英語に似ているため、いくつかの単語と助動詞や否定文をいくつか覚えるだけで会話が成立します。
しかし、会話では正しい語順や文法を意識しなくても大丈夫です。
実際の会話の中では文法が重要視されていません。
例えば、主語と動詞が逆でも意味が通じますので語彙力を増やすことが大事になります。
ここからは、私が実際に勉強した際におすすめ出来る参考書を3冊ご紹介します。
参考書を探し始めて気付きますが、インドネシア語の参考書は思っているより多く出版されています。
何冊か試した経験に基づいて選びましたので、悩む場合はこれからご紹介するおすすめ参考書をまとめて押さえておきましょう。
インドネシア語が面白いほど身につく本
こちらは総合学習書です。
インドネシア語の基礎を網羅的に学習出来る入門書ですね。
学習できる内容
・自己紹介
・数字や曜日、食べ物や家具、洋服などの日常単語
・旅行先や買い物時などの状況ごとの会話例
等などを学習出来ます。
総合的に学べるので、インドネシア語の参考書として『一冊目の購入におすすめ』ですね。
私自身は、入社時の挨拶でこちらの本を参考に自己紹介をしました。
どんな参考書を買おうか悩んでいる方は、とりあえずこちらを押さえておけば間違いないですよ。
CD音源も付いているため、実際の発音を学ぶことも出来ます。
移動時間を使って学習するなど、効率的な学習も可能ですよ。
私のインドネシア語のベースになった参考書ですね。
森山式インドネシア語単語頻度順3535
二冊目は単語集です。
ひたすら単語が載っています。
初級、中級、上級に分かれていて徐々に難易度が上がります。
インドネシア語検定C級を狙うくらいのレベルであれば、こちらを学習すればいけるかと思います。
単語と例文が載っているので、例文も単語の使い方の参考になります。
おすすめの参考書を知人に聞いたら、同じ単語集を持っていました。
それだけ単語の学習に使われている教材ということですね。
一点だけ個人的に気になった点はCD音源がない事です。
語学学習では重要なポイントですよね。
発音も学びたい方は別の単語集を選ぶ事も検討しましょう。
今はGoogle翻訳などで音声も出るので、気にならない方はこちらの教材がおすすめです。
インドネシア語レッスン初級1
三冊目は文法書です。
初級と書かれていますが、一冊目に紹介した本などをある程度学習した後に挑戦する事をおすすめします。
『初学者にはややハードルが高い』ですが、多少学習した経験がある方には文法書としては分かり易く基礎が学べる内容かと思います。
『1』と書かれているように『2』もあります。
こちらの参考書をクリア出来るようであれば、『2』にもトライしてみてください。
個人的な感覚では、こちらの教材が理解できるレベルであれば、インドネシア語検定D級が取得出来るレベルかなと思います。
インドネシア語検定で実力診断
インドネシア語を学習していく過程で自身の実力がどれくらい伸びたのか気になると思います。
そんな時はインドネシア語検定を受けてみる事をおすすめします。
年に2回、1月と7月に検定があります。
ジャカルタはもちろん、東京や大阪など日本国内でも受験可能です。
自身のレベルを測る意味で受けてみてはいかがでしょうか。
目標が出来ると勉強にも張りが出ますよ。
出願期間の締切がどちらも2ヵ月程前なので、出願は早めに済ませましょう。
あわせて読みたい
まとめ:インドネシア語の難易度と勉強法をご紹介!『参考書情報もあり』
いかがだったでしょうか。
実際には勉強は必要ですが、他の言語に比べて覚え易い言語かと思います。
マレー語に由来する事もあるため、近隣のシンガポールやマレーシアでも通じることがあります。
インドネシア語を覚えてシンガポールで使う、というような体験をする事も出来ます。
面白そうですよね。
インドネシアへの駐在が決まった、インドネシアで働いてみたい、等などインドネシア語にこれから触れる機会がある方の参考になれば幸いです。
覚えればキャリアのステップにもなりますよ。
Good Luck!