
今回は、20代と30代の海外就職に関する違いに関して思ったことを書いていきます。
この記事で分かること
海外就職に関して、20代と30代での違いが分かる
就職・転職に年齢は関係ないと言われることがあります。
それでも、年齢を気にしてしまいますよね。
日本国内でも考えることはありますが、それが海外となると考えることも増えます。
そこで今回は、海外就職に関して20代と30代の違いをまとめてみます。
私自身が、20代でインドネシア海外就職をして現地採用者として働いた経験があります。
また、30代になりインドネシアからの転職も経験しています。
本記事では、私が当時考えていたことやまわりの声を参考にしてまとめています。
海外就職だけでなく、現在転職を考えている方もサラッと読んでみて下さい。
なにかのきっかけになるかもしれませんよ。
20代と30代の海外就職の違い
早速、20代と30代の海外就職の違いを見ていきましょう。
20代と30代の海外就職の違い
・仕事の責任(求められるレベル、結果)
・将来設計
大きく分けると上記の2つがポイントになります。
どちらも海外就職に欠かせませんね。
海外就職というよりは、日本にいてもこの2つがポイントになってきますよね。
20代と30代では、この2つに対する考えが違います。
2つのポイントをもう少し詳しく見ていきましょう。
仕事の責任(求められるレベル、結果)
『仕事の責任』は、20代と30代で違ってきます。
この違いは何となくイメージ出来るかと思います。
20代ではチャレンジする姿勢や失敗をして経験を積むことも大事ですよね。
30代になると仕事に対して求められるレベルの高さや、結果に対する責任が大きくなります。
日本国内の転職市場であれば、概ね上記のような環境かと思います。
一方、海外就職ではどうなっているのでしょうか。
仕事の責任:20代の海外就職の場合
20代なら日本での3年程度の就労経験があれば、業界未経験者OKの仕事が多く存在します。
ある程度の社会人経験があれば、入社後に仕事を覚えてもらえばいいと考えている企業が多いですね。
なんとなく日本での転職で求められている事と似ていますよね。
しかし、日本と違う点があります。
それは、管理職(マネージャー)として採用されるケースが多いという点です。
業界未経験でも管理職としての活躍が期待されることがあります。
現地のスタッフをマネジメントしつつ、自分の仕事をこなす必要があるからですね。
入社直後は、現地の責任者がフォローしてくれるので、そこでいかに仕事をこなせるかが勝負になります。
20代で海外就職を考えている方は、今からマネジメント側(先輩や上司)の動きを観察しつつ「自分ならどうするか」という、一歩高い視座から考えることを意識しましょう。
仕事の責任:30代の海外就職の場合
30代での転職は、即戦力として期待されます。
20代での経験を活かして、職場で力を発揮することが求められますね。
海外就職でも、現場での即戦力が求められます。
求人情報を見てみると、業界での経験や過去に残した実績・リーダーシップ等が問われることが多くなってきます。
20代と比べると、経験や実績など「自分は〇〇ということが出来て〇〇という結果を残しました」と言えないと厳しくなってきます。
海外の日系企業では、少ない日本人で現場をマネジメントしているため、ひとりひとりの能力が求められます。
30代で海外就職を考えている方は、今やっている目の前の仕事で実績を積んでいくことが必須と言えますね。
将来設計
続いて『将来設計』に関して。
20代と30代では、将来に対する考え方が変わります。
20代も終盤になると、結婚を意識するシーンが増えてきますよね。
まわりの友達が結婚したり、子供が出来たりと、家庭を持つことが身近になります。
単身の20代であれば自由に将来を選択出来ますが、家庭を持つとそうはいかない事も出てきます。
こちらのトピックももう少し深堀りしてみましょう。
将来設計:20代の海外就職の場合
20代での海外就職では、数年先まで考えるというよりは目の前の仕事や生活に必死になります。
それでも、仕事や生活に慣れてくると将来を考える機会が増えてきます。
20代の海外就職で考えること
・これからのキャリア
・結婚
・これからのキャリア
考える将来設計の一つが『これからのキャリア』ですね。
・このまま現地採用者として今の会社で働く
・現地の別企業に転職する
・日本に帰国して働く
等など、現地で働いていくと選択肢が広がります。
20代であれば、MBAを取得したり大学院に入るなど、新しいステップに繋げる選択肢もありますね。
この複数ある選択肢から自分の道を選んでいくことになります。
選択肢を広げるための最善策は、目の前の仕事に全力で取り組むことです。
がむしゃらに働いて結果を出していると、その姿を見ている人たちから声がかかったり、新しい道が広がります。
可能性を広げるためにも、目の前の仕事に力をいれましょう。
・結婚
もう一つの将来設計として『結婚』がキーワードとなってきます。
20代で海外に飛び込む方は、勢いで単身で飛び込む方が多いかと思います。
その後、現地で働き始めて余裕が出てくる頃に、まわりの友人からの結婚報告がちらほら聞こえてくるタイミングになります。
まわりの同年代の駐在員は、結婚していて家族帯同で生活している人も増えてきて、嫌でも意識してしまいます。
現地でパートナーを探すのか、そもそも日本人と結婚するのか等など、考えることが増えます。
そもそも海外就職して現地で働く人の特徴として、男女ともに働きたい意識が強い印象です。
私個人の意見ですが。
そのため、結婚以前に付き合うこともハードルになりますね。
20代の海外就職の場合、いつまで一人でいるのか、いつころから本格的に出会いを求めるのかなど、海外ならではの悩みに遭遇することになります。
将来設計:30代の海外就職の場合
30代での海外就職の場合、ある程度家族構成も見えている状況かと思います。
家族構成も見えてきて、将来設計にも20代との違いが出てきます。
30代の海外就職で考えること
・これからのキャリア
・家族との生活
・これからのキャリア
30代の海外就職でも『これからのキャリア』を考える必要があります。
このテーマはどの世代に関しても言えることですよね。
・何年ほどその国で働くのか
・日本に帰国する予定はあるのか
・転職先の会社での経験は今後のキャリアに活かせるのか
等など、これからのキャリアを考える必要があります。
30代で海外就職を検討する場合、20代のときのように目の前の仕事に対してがむしゃらに働くだけでなく、将来を見据えたキャリアプランを考える必要がありますね。
細かく考えると、海外就職に一歩足を踏み出しにくくなってしまいますが、出口戦略は漠然とでも考えておきましょう。
・家族との生活
30代の海外就職の場合、単身ではない方も増えてきます。
家族を連れての海外生活となると、考えることが増えますよね。
・パートナーのキャリア
・妊活のタイミング
・子供の学校
・親の介護
等など、家族を連れての海外就職の場合は考えることが増えます。
日本国内であれば、パートナーが仕事を継続したり子育ての環境を整えたりなど、比較的スムーズに進めることが出来ますが、海外ではそうはいきません。
海外就職を目指す場合、家族でしっかり話し合いをしましょう。
まとめ:20代と30代の海外就職の違いに関して
いかがだったでしょうか。
20代と30代の海外就職に関して、違いが分かりましたか。
比較的自由な20代に比べて、30代になると背負うものが増えて責任が増します。
30代になると自分のパートナーや子供だけでなく、両親の面倒も考えることが増えます。
20代のうちは、勢いで現地に飛び込んでもいいかなと思います。
私自身が、東南アジアの勢いに魅力を感じて勢いでインドネシアに飛び込みました。
現地に飛び込んでしまえば、あとは目の前の仕事や生活に集中するだけなので、意外と何とかなったりしますよ。
30代で海外就職する場合は、関係者とよく話をして決断しましょう。
決断することが多く、憂鬱になることもあるかもしれません。
それでも、海外にチャレンジしたい気持ちがあるならば、少しづつでもまわりを固めて準備をすすめましょう。
大変なことが多いですが、その分、楽しいことや嬉しくなる出来事も多く経験することができます。
人生100年時代と言われています。
新しい経験を積むことが、今後の人生の大きな財産になります。
後悔のない選択をしましょう。
Good Luck!
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