今回は、そんな悩みを解決します。
この記事で分かること
・ラダーシリーズとは
・ラダーシリーズの本を選ぶポイント
・レベル別のおすすめラダーシリーズ
英語を勉強していると、今の自分がどのレベルなのか知りたくなりませんか。
また、ある程度英語が出来るようになると、英語力をキープしたいと思いますよね。
今回は、そんな時におすすめの『ラダーシリーズ』(IBCパブリッシング株式会社)を紹介します。
ラダーシリーズは英語で書かれていて、多読・速読を実践できる英語教材です。
英語学習者なら一度は目にしたことがあるかと思います。
多読・速読はもとより、音源も購入できるので、リスニングやシャドーイングも可能です。
今回は、そんなラダーシリーズの特徴とレベル毎のおすすめ本を紹介していきます。
単語や文法を覚えたりと言うような基礎学習の補完教材として、まずは一冊手にとってみてはいかがでしょうか。
ラダーシリーズの特徴
ラダーシリーズは、多読・速読に最適な英語書籍となります。
『ラダー』とは、『はしご』という意味です。
レベルが1~5段階に分かれていて、各レベルの理解度に応じてはしごを登っていく、というイメージから付けられたシリーズとなります。
各巻末に、その本に出てくる単語を網羅した単語リストが掲載されていて、その都度辞書を引く手間もなくスムーズに読み進めることが出来ます。
単語だけでなく、登場人物の解説や専門用語の注釈も記載されているので、ストーリーとして読みやすい構成になっています。
ラダーシリーズの特徴
1, 難易度が1~5のレベル毎に設定されている
2, 広範囲に渡るジャンルを取り扱っている
3, 巻末に単語リストが付いている
4, 音声ダウンロードが出来る(有料)
1, 難易度が1~5のレベル毎に設定されている
ラダーシリーズの特徴として、レベル毎に難易度が設定されています。
自分のレベルにあった本を選ぶことで、無理なく英語学習をすることが可能です。
各レベルの参考難易度
・レベル1(26冊)
使用語彙 : 1,000語、TOEIC : 300~400、英検 : 4級、iTEP : 0.0~1.0
・レベル2(32冊)
使用語彙 : 1,300語、TOEIC : 400~500、英検 : 3級、iTEP : 1.0~2.0
・レベル3(38冊)
使用語彙 : 1,600語、TOEIC : 500~600、英検 : 準2級、iTEP : 2.0~3.0
・レベル4(43冊)
使用語彙 : 2,000語、TOEIC : 600~700、英検 : 2級、iTEP : 3.0~4.0
・レベル5(31冊)
使用語彙 : 制限なし、TOEIC : 700以上、英検 : 準1級以上、iTEP : 4.0以上
※この他、レベル3~4に対応するスペシャルエディションがあります。
レベル1の中学校教科書の語彙レベルからTOEICテストレベルまでのそれぞれのレベル範囲をカバーしています。
各レベルに20冊以上のタイトルを揃えているので、レベル毎に気になる本を見つけることが出来ますよ。
2, 広範囲に渡るジャンルを取り扱っている
幅広いジャンルのテーマを取り扱っています。
そのため、各レベルに興味のあるタイトルが並んでいますよ。
クラシック文学から現代文学、著名人の成り立ちなど、どれも一度は目にしたことがあるような題材を取り扱っています。
日本昔話や日本の経済までもテーマにあります。
3, 巻末に単語リストが付いている
各巻の巻末に単語リストが付いています。
分からない単語が出てきた時は、さっと巻末の索引を見ると確認出来ますよ。
レベル1と2では、文中の全単語が掲載されています。
そのため、勉強を始めたての方も読み進めることが出来ます。
レベル3からは、中学レベル以外の単語が掲載されています。
辞書やGoogle翻訳で調べる必要がないため、気軽に読み進められますよ。
4, 音声ダウンロードが出来る(有料)
英語学習において音源があることは大切な要素ですよね。
ラダーシリーズは、一部の本で音声ダウンロードが出来ます。
後ほど紹介しますが、本を選ぶ際には音声ダウンロードが可能な本を選ぶと学習効率が上がります。
書籍以外に別途費用がかかりますが(ざっくりと700円ほど)、英語力を高めたりキープするためには妥協せずに購入してしまう事をおすすめします。
ダウンロードなのでオフラインで使用出来ますし、リスニングやシャドーイングの勉強には不可欠です。
ラダーシリーズの本を選ぶポイント
英語学習の教材がたくさんある中で辿り着いたラダーシリーズですが、ラダーシリーズ自体にもすべてのレベルを合わせると170冊以上のタイトルが用意されています。
その中でもおすすめの本を選ぶポイントを紹介します。
ラダーシリーズを選ぶポイント
1, 音声ダウンロードが出来る
2, 興味があるジャンル
3, 日本の歴史や文化に触れている
4, 海外でも有名な世界的名著や人物を知る
上記の4つをポイントに挙げました。
それぞれをポイントに挙げた理由を解説していきます。
1, 音声ダウンロードが出来る
英語学習者には、こちらは必須の条件と言えます。
書籍のみで多読・速読を繰り返すことは可能ですが、一歩踏み込んだ学習のリスニングやシャドーイングのためには音源が必要です。
勉強のためラダーシリーズを購入するのであれば、音声ダウンロード出来るかどうかを確認の上、購入しましょう。
公式サイトで確認可能ですよ。
または、本の裏カバーに『オーディオ・サポート』と書かれている本を選ぶと音声ダウンロードが出来る本となります。
2, 興味があるジャンル
なにはともあれ、興味が湧くジャンルでないと本を読み進められません。
これは、英語の教材に限らずですよね。
なので、自分が思っているよりもレベルが高い本でも、興味があれば手にとってチャレンジしてみましょう。
例えば、『シェイクスピアの四大悲劇』はレベル4ですが、興味があればトライ出来るかもしれません。
登場人物の名前やストーリーが分かれば、シーンの想像が出来ます。
その場合、分からない単語があってもストーリーのおかげで読み進められる可能性があります。
このように、多少の背伸びも出来るので興味のあるジャンルを選ぶ事をおすすめします。
3, 日本の歴史や文化に触れている
海外で外国人と話をすると、自国の話になる事があります。
その時に『自分自身が日本のことを知らない』、もしくは『英語で説明出来ない』という事が度々ありました。
そんな状況で日本人として日本の事を知っておく事は大事な要素です。
英語で自国のことを知ることが新鮮なため、この機会に触れてみる事をおすすめしますよ。
ラダーシリーズには『日本小史』や『英国紳士が見たニッポン』など、日本に触れる書籍があります。
4, 海外でも有名な世界的名著や人物を知る
世界でも有名な名著や人物を知っておくことも教養の一つです。
ラダーシリーズでは、名著や人物のストーリーに触れることが出来ます。
クラシック文学や名著は要約された内容となりますが、人物のストーリーは、生い立ちからのストーリーとなります。
ぶっ飛んでいて参考にならない話も多いですが、成功者のサクセスストーリーを知っておく事も大事な教養の一つですよね。
レベル別のおすすめラダーシリーズ
ここからは、レベル別のおすすめラダーシリーズを紹介していきます。
個人的に読んだことがある本を中心にピックアップしています。
紹介する本は『全て音声ダウンロード可能』なので、興味のあるなしを基準に参考にしてみてください。
レベル1
ピックアップタイトル
・The Albert Einstein Story(アインシュタイン・ストーリー)
・Andersen’s Classic Stories(アンデルセン クラシック ストーリーズ)
・The Albert Einstein Story(アインシュタイン・ストーリー)
アインシュタインの幼少期からのストーリーが分かります。
幼少時の生い立ちから、深く考える思考が身についたのだろうと思える内容ですね。
・The Best of Andersen’s Fairy Tales(アンデルセン名作選)
アンデルセン童話をご存知でしょうか。
世界的に知られている童話集です。
そのなかでも有名な作品が収録されています。
『人魚姫』や『裸の王様』などは、日本でも有名な物語ですね。
レベル2
ピックアップタイトル
・Roman Holiday(ローマの休日)
・Cinderella & Sleeping Beauty(シンデレラ/眠りの森の美女)
・Roman Holiday(ローマの休日)
※こちらはKindle版です。紙で読む場合、リンク先でソフトカバー版を選んでください。
名作映画ですね。
世界中で知られているため、教養としての一冊にもおすすめです。
・Cinderella & Sleeping Beauty(シンデレラ/眠りの森の美女)
誰もが知っている『シンデレラ』と『眠りの森の美女』の物語を英語で読むことが出来ます。
プリンセスに憧れる子供向けにもおすすめです。
レベル3
ピックアップタイトル
・The Michael Jackson Story(マイケル・ジャクソン・ストーリー)
・100 Keys of Love(恋と人生に前向きになる英語100)
・The Michael Jackson Story(マイケル・ジャクソン・ストーリー)
※こちらはKindle版です。紙で読む場合、リンク先でソフトカバー版を選んでください。
初めて読んでからインパクトに残っている一冊の一つです。
幼少期の苦悩、成功後の苦悩など、波乱万丈なマイケル・ジャクソンの生涯を知ることができます。
・100 Keys of Love(恋と人生に前向きになる英語100)
タイトルの通り、恋と人生に前向きになれる内容です。
堅い文学などよりも興味があればこちらの方が勉強しやすいかもですね。
レベル4
ピックアップタイトル
・The Steve Jobs Story(スティーブ・ジョブズ・ストーリー)
・Four Tragedies of Shakespeare(シェイクスピア四大悲劇)
・The Steve Jobs Story(スティーブ・ジョブズ・ストーリー)
Apple創業者であるスティーブ・ジョブズの物語です。
共同創業者のウォズニアックとの出会いや有名なピクサーの話など、知ると面白い話が盛り込まれています。
・Four Tragedies of Shakespeare(シェイクスピア四大悲劇)
シェイクスピアの四大悲劇をご存知でしょうか。
それぞれのストーリーがコンパクトにまとめられています。
『ハムレット』『オセロー』『リア王』『マクベス』のそれぞれのストーリーが、悲劇と言われる理由が分かりますよ。
レベル5
ピックアップタイトル
・Japan: A Short History (Revised and Updated Edition)(日本小史: 改訂増補版)
・The Japanese Economy(日本の経済)
・Japan: A Short History (Revised and Updated Edition)(日本小史: 改訂増補版)
バブル崩壊から安倍政権誕生までというコンパクトな一冊です。
近現代史は外国人との議論に上がることもあるので、一般教養として押さえておきたいですね。
・The Japanese Economy(日本の経済)
戦後の日本経済の仕組みや世界から見た日本を知ることが出来ます。
こちらも教養として押さえておきたいですね。
まとめ:英語学習におすすめのラダーシリーズを紹介します!
いかがだったでしょうか。
ラダーシリーズの要所を押さえることが出来ましたか。
全部で170以上のタイトルがあるので、レベルに関係なく興味がある本があれば積極的に読んでみましょう。
おすすめラダーシリーズまとめ
レベル1
・The Albert Einstein Story(アインシュタイン・ストーリー)
・The Best of Andersen’s Fairy Tales(アンデルセン名作選)
レベル2
・Roman Holiday(ローマの休日)
・Cinderella & Sleeping Beauty(シンデレラ/眠りの森の美女)
レベル3
・The Michael Jackson Story(マイケル・ジャクソン・ストーリー)
・100 Keys of Love(恋と人生に前向きになる英語100)
レベル4
・The Steve Jobs Story(スティーブ・ジョブズ・ストーリー)
・Four Tragedies of Shakespeare(シェイクスピア四大悲劇)
レベル5
・Japan: A Short History (Revised and Updated Edition)(日本小史: 改訂増補版)
・The Japanese Economy(日本の経済)
ラダーシリーズは、英語学習に加えて一般教養も身につきますよ。
多読・速読、リスニングやシャドーイングなどありますが、得意不得意もあるので自分にあった方法で学んでいきましょう。
一冊でこれらの勉強法をカバー出来るところがラダーシリーズの魅力ですね。
Good Luck!