今回は、そんな悩みを解消します。
この記事で分かること
・インドネシアで現地採用者として働くまでにかかる費用の目安が分かる
・現地採用として働き始めるまでの流れが分かる
当たり前ですが、インドネシアは海外です。
海外就職は海外で働く事になるので、それなりに費用がかかります。
貯蓄にある程度の余裕を見ておかないと、突然の支払いに対応出来ない状況になりかねません。
そうならないためにも、ある程度の費用の目安を知っておきたいですよね。
そこで今回は、インドネシアでの就職活動から現地で働くまでにかかる費用をお伝えします。
日本で働いていて、海外就職を目指すという方は最近では増えてきていると思います。
気持ちだけが先行しても、現実にはある程度の費用がかかります。
私自身がインドネシア海外就職を果たし、現地採用者として5年間働いた経験があります。
就職活動から実際に働き始めるまでに、想像よりも費用がかかりました。
手探りだったその時の経験を踏まえて、必要な諸費用を紹介していきます。
最後まで目を通していくと、かかる費用に関するイメージが見えてきますよ。
現地採用として働き始めるまでの諸費用と流れに関して
各諸費用を知る前に、就職活動から実際に働き始める流れを把握しておきましょう。
知っておくと、どのタイミングでどの程度の費用がかかるのか流れが理解できます。
実際に働き始めるまでの流れ
1, インドネシア就職活動(内定を得る)
2, 退職(日本の現職で働いている場合)
3, インドネシア移住準備
4, 入社(現地で働き始める)
ざっくりと上記の流れとなります。
人によっては多少の違いはあるかと思いますが、こちらが基本的な海外就職の流れになります。
次からは、それぞれの状況に関してどの程度の費用がかかるのかまとめていきます。
1, インドネシア就職活動(内定を得る)
早速、一番大事なイベントです。
就職活動自体は、日本国内で転職する時と流れに違いはありません。
転職エージェントに登録し、気になる企業をピックアップし、面接を経て内定をもらう流れですね。
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しかし、費用面で見てみると違いが出てきます。
一番の違いは、インドネシアの現地で面接を受ける場合です。
往復の渡航費用と現地滞在費用がかかります。
もちろん、現地へ行く事が難しい方は、スカイプやZOOM等を利用しオンラインで面接する事も可能です。
新型コロナウィルスの影響もあり、現在のメインはオンライン面接ですね。
それでも、一度もインドネシアを訪れたことがない方には、現地を肌で感じる意味も込めて現地での面接をおすすめします。
具体的な渡航費用は以下のようになります。
あくまでも参考費用なので、費用はその時の状況により上下します。
渡航費用+現地滞在費用概算
・往復渡航費用(東京(成田、羽田)とジャカルタの往復便)
直行便:約60,000円(主にガルーダ航空)
経由便:約35,000円(主にエアアジア)
・現地滞在費用
ホテル:約4,000円/1泊
食事:約300円~/1食(体調管理を考慮し、比較的衛生面に考慮したレストランの場合)
移動費:約200円/タクシー1回(ジャカルタ市内移動の場合)※あくまで参考です。
その他雑費:+α 現地での通信費やお土産など
往復のフライトや現地での滞在ホテルによって予算が上下します。
食事に関しては、一般的なモールに入っている現地のレストランを想定しています。
日本食レストランを利用すると日本と変わらないかそれ以上のコストがかかりますので注意を。
ジャカルタ市内の移動はタクシーが基本になります。
初乗りは100円を切りますが、1回の移動には渋滞など踏まえ200円前後になると想定しています。
その他には、通信費などかかります。
日本から海外用のWifiルーターを持ち込むか、現地でSIMカードを買うパターンが一般的ですね。
その他の注意ポイント
新型コロナウィルスの影響もあり、渡航する場合にはPCR検査費用や現地で隔離されるさいの滞在費が別途かかります。
平時に比べると費用がかかるのでご注意ください。
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2, 退職(日本の現職で働いている場合)
就職活動をして晴れて内定が出たら、現職の退職準備に入りましょう。
内定が出てから就労許可が降りるまでに一ヶ月から二ヶ月程かかります。
そのため、退職のタイミングは内定が出てからすぐに動き出すといいでしょう。
業務の引き継ぎを考えると、退職まで一ヶ月は余裕を見ておくのが無難です。
個人的な意見ですが、退職するときは円満退社となるのが理想です。
会社を辞めた後も、同期や先輩後輩と続く人間関係があります。
現職で築いた人間関係を続けていくなら、喧嘩別れやしこりが残る辞め方は止めましょう。
引き継ぎや挨拶は、出来るだけしっかりとこなしておきたいところです。
就職先の現地で働くための準備も徐々に並行して動いていくため、仕事に身が入らないタイミングです。
集中できない環境ですが、出来る事はやっておきましょう。
また、退職前にはクレジットカードを発行したり、生命保険に加入したりと退職後に出来なくなることを整理しておきましょう。
3, インドネシア移住準備
内定が出てから退職準備を進めつつ、インドネシア移住準備を進めましょう。
移住準備でやることは、大まかに以下の準備が必要です。
移住に必要な準備
・国民健康保険・国民年金・住民票の手続き
・予防接種
・住まいの退去手続き(一人暮らしの場合)
・VISAやその他書類集め、渡航の為の航空券など(入社準備)
必須の手続きではないですが、日本にいるうちに済ませておきたい準備がいくつかあります。
住民票を抜く(海外転居の提出)と国民健康保険や国民年金は任意となります。
自身の状況や将来のプランも考えて加入するか考えましょう。
また、予防接種は、内定先企業と面接時などで交渉しておくと会社側で負担してくれる事もあります。
すべて受けると費用がかなりかかるため、交渉してみるのはありです。
上記の内容に関しては、以下のリンクに詳細をまとめています。
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この他にも、家族に会ったり友達に会ったりと、今までのように会えなくなる人達と会っておくのも準備に含めておきましょう。
インドネシア移住準備費用概算
・国民健康保険・国民年金・住民票の手続き
→申請のみなので特に費用は不要です。
住民票など発行する場合は数百円かかります。
・予防接種
→約100,000円(すべての予防接種を必要回数実施した場合)
・住まいの退去手続き(一人暮らしの場合)
→部屋の原状回復や粗大ごみの処分により費用が変わります。
メルカリやジモティーなどのアプリを活用しましょう。
・VISAやその他書類集め(入社準備)
→VISA:12ヶ月/約16,650円※為替などの影響で変わります。自身で確認ください。
→航空券(片道):約50,000円(主にガルーダ航空)
※VISA申請の際に渡航時の航空券のコピーが求められます。
また、VISAが12ヶ月未満の場合、航空券は往復分が必要です。
詳しくは、最新情報を内定先の会社や大使館などに直接確認しましょう。
その他、出張買取サービスもおすすめです。
物によっては、買取してもらえるので多少のお小遣いにはなるかと。
まだ使えそうなものであれば、お金に変えるチャンスがありますよ。
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4, 入社(働き始める)
現地で働きだしても、入社日程により初任給が入るまでにそれなりに日数がかかります。
給料が入るまでの現地での生活費や、その他の費用がかかります。
現地での宿泊先は、会社が一週間から二週間分は押さえてくれているのが一般的です。
その間に自分が住む部屋を探す必要があります。
部屋によっては、一ヶ月分~数ヶ月分の前払いでの契約となりますので、費用負担が変わります。
日本の敷金礼金のような感覚でいればいいかと思います。
どのように家賃を払うのかなど、会社からの家賃補助等の件は、入社前の交渉時に確認しておきましょう。
家探しは以下の記事を参考にしましょう。
働き始めてからかかる概算費用
・生活費
→人によりますが、日本の生活の3分の2程度が目安
・前払金
→一ヶ月分の家賃:約35,000円~
まとめ:現地採用として働き始めるまでの諸費用とは?【インドネシア海外就職】
いかがだったでしょうか。
諸費用の目安が見えてきましたか。
合計費用概算
・諸費用の概算まとめ
■インドネシア就職活動
就活時の往復航空券:約60,000円
現地滞在費
ホテル:約4,000円/1泊
食費:約300円/1食
移動費:約200円/タクシー1回
■退職
なし
■インドネシア移住準備
予防接種:約100,000円
VISA:12ヶ月/約16,650円
航空券(片道):約50,000円
■入社
生活費:日本の生活の3分の2程度
一ヶ月分の家賃:約35,000円~
あくまでも大きく費用がかかるポイントの概算です。
現在はオンライン面接がメインのため、渡航しなければ費用は抑えられますね。
その他にも人によってかかる費用が変わります。
予防接種など、海外就職を決断したタイミングではあまり気付かない費用がかかる事に気付いたかと思います。
海外で働いてみたい気持ちだけで飛び出すと、費用面で厳しい側面があると感じたかと思います。
そのため、精神的な余裕のためにもある程度余裕を持って計画を立てていきましょう。
私自身は、予防接種をインドネシアに着いてから接種するなど、あまり余裕がありませんでした。
後から振り返ると、日本で出来たことが多々あったと痛感しますね。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
海外就職に向けてやることが見えてきたなら幸いです。
判断する箇所は多いですが、自分に合った取捨選択をしましょう。
振り返ると『全ていい経験だった』と思える日が来ますよ。
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Good Luck!
初心者におすすめのインドネシア語参考書
おすすめは、『インドネシア語が面白いほど身につく本』です。
初心者の場合、アルファベットの読み方や数字の読み方などの簡単な所から学習したいですよね。
そこから時間や身の回りの物の名称、基礎の動詞や簡単なフレーズを学んでいく流れかと思います。
そんな基礎から、簡単な挨拶や街中での会話例まで網羅した参考書となります。
私自身も、本書を利用して基礎を固めました。
初出社した時のインドネシア語での挨拶に活用し、暖かく迎えてもらった記憶は今でも覚えています。
これ一冊で生活に関してのインドネシア語はカバー出来ますよ。
私は、5年間のインドネシア生活で使い倒しました。
参考書に悩んでいる方はとりあえずこちらを押さえておきましょう。
Good Luck!