今回は、そんな悩みを解消します。
今回の記事で分かること
・『海外就職を考えている方が今やっておく事』が分かる
緊急事態宣言が発令されたりと、まだまだ気が抜けない毎日ですね。
これから海外就職を考えている方は、今回の新型コロナウィルスの影響を受けているのではないでしょうか。
海外に気軽に渡航することが難しい状況なので、就職活動が進まない方もいると思います。
それでも、海外志望であれば少しでも前に準備を進めたいですよね。
今回は『これから海外就職を目指す方が、日本にいるうちに出来る海外就職準備のポイント』に関して紹介していきます。
私自身が、東南アジアのインドネシアで現地採用として5年間働いていた経験があります。
自身の経験も踏まえて、記事を書いていきます。
ステイホームの状況が続いている今だからこそ出来る事があります。
今回の記事を通して、海外就職活動の参考にして頂ければと思います。
国を決める
すでに行きたい国を絞っている方は、読み飛ばして頂いても構いません。
東南アジア海外就職を漠然と描いている方は、まずは行きたい国をピックアップしましょう。
旅行したことがある国、住んでみたいと漠然と考えている国、英語レベル等など、候補が絞れてくるかと思います。
この時点では、一つの国に絞る必要はありません。
国を一つに絞る前に国をいくつかピックアップする理由があります。
東南アジアは、東南アジア圏内の国々で共通点が多いです。
例えば、以下のような共通点があります。
東南アジアの共通点
・各国の経済発展が目覚ましい
・年中温暖な気候
・日本から近い
『日本から近い』などは、現地で生活を始めると冠婚葬祭やプライベートで日本に帰ってくる時の出費が地味にデカく、金銭的に影響してきます。
ヨーロッパやアメリカからだと一度の渡航の出費が大きいですよね。
一人ならまだしも、夫婦や家族だとその分の航空券代がかかってきます。
日本からの距離は、日本にいると気付かない、東南アジアの良い共通点といえます。
また、行ったことがない東南アジア諸国でも、知らないだけで住みやすく働きやすい事もあります。
私のケースでは、東南アジアで絞った後に、行ったことがなかったインドネシアを選択しました。
インドネシアは、海外就職を初めた時には頭にありませんでした。
調べていくうちに候補だったタイやマレーシアに似ている所があると思い、候補に加えました。
そんな事があったため、いきなり一つの国で絞らずにいくつかの国をピックアップする事をおすすめしています。
ある程度候補を絞ったら、そこから各国を深堀りしていきます。
東南アジアの各国の現地情報を調べる
国を絞ったら、各国を調べてみましょう。
東南アジアの就職活動であれば、以下のポイントが各国を調べる基準になってきます。
各国のポイント
・英語のレベル
・経済発展状況(生活レベル)
・給料、待遇(福利厚生)
深堀りしていくと他にもポイントが出てきますが、大事なポイントを挙げました。
・英語のレベル
同じ東南アジアでも、求められる英語力が違います。
現地で働く際には、英語が社内共用語という会社が一般的です。
社内は英語で、社外でお客さんと会う時は日本語で、という形になります。
英語力という意味では、東南アジアの最たる国はシンガポールですね。
英語がネイティブの国なので、東南アジアでは最も英語力が求められる国です。
調べた所、TOEICだと最低800点は必要ですね。
東南アジアで日系企業に就職するのであれば、TOEICスコアがチェックされます。
シンガポールの最低限のTOEICスコアを見て尻込みしてしまった方、ご安心ください。
東南アジアの他の国であれば、その国のニーズに合ったスコアでチャレンジ可能です。
東南アジア各国の最低限必要なTOEICスコア
・シンガポール:800点
・マレーシア:700点
・タイ、フィリピン、ベトナム、インドネシア:650点
※各国プラスマイナス50点でもチャレンジ可能です。
※その他のラオスやミャンマー、カンボジアなどは、600点以上が目安になります。
このように、主要な東南アジア就職を目指すのであれば、TOEICの基準で『650点』程はほしい所ですね。
参考までに、私がインドネシア就職をした際のTOEICスコアは、670点でした。
このスコアは、フィリピン留学後のスコアになります。
語学に関しては、探してみると語学不問の求人も見つけることが出来ますね。
語学と業務経験を掛け算出来ると、働く環境は広がりますよ。
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・経済発展状況(生活レベル)
経済の発展状況も、東南アジアの国を選ぶポイントです。
経済の発展状況は、自身が現地で生活する生活レベルに反映されます。
シンガポールのように、日本よりも物価の高い国もあれば、ラオスやミャンマー、カンボジアのように、まだまだ発展途上の国もあります。
自身の生活レベルと比較して検討してみましょう。
日本人が生活しやすく検討しやすい国としては、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシア、フィリピンが候補に挙がります。
生活必需品の値段やタクシーの初乗りの金額、ビール一杯の価格など、実際の生活に影響する生活用品の費用をチェックしておきましょう。
・給料、待遇(福利厚生)
就職活動に欠かせないポイントですね。
日本で就職活動したとしても大切なポイントです。
国が違えば、基本的な給料やそれに伴う福利厚生も異なります。
各国で違いがあるので、参考までに自身が経験したインドネシアに関する情報をシェアします。
インドネシア現地採用の一例
・給料:1,500USD ~ 2,000USD程度
・福利厚生:家賃補助、車・ドライバー貸与、健康保険、THRボーナス等
※THRボーナスは、レバランボーナスというインドネシア特有のボーナスです。
上記のように、家賃補助が出る国や車やドライバーまで手配してくれる国もあります。
国によって健康保険や年金制度も変わって来るので、自身の将来プランまで考えているようであれば、各国の制度まで確認したい所ですね。
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海外就職に向けた履歴書・職務経歴書の作成
ここまで読んで頂いた方は、ある程度自分が働いてみたい国が見えてきたかと思います。
そして、就職する上でどの国を目指しても面接はあります。
今のステイホームが推奨の時だからこそ、履歴書と職務経歴書の作成に注力しましょう。
自身を見つめる機会となります。
面接は、書類選考に通過することが最初のステップとなります。
また、自身のキャリアを振り返ってどの能力が付いたのか、苦手な仕事はどんなことなのか、という事を整理する棚卸しの機会にもなります。
採用する側も時間があまり取れないため、面接の時間を作る余裕がないことがあります。
そんな時は、書類を見た時に面接するかしないかの判断となります。
なので、今できる事としてこれらの書類を作り込んでおきましょう。
英文での書類も必要なので、英語版も作成しましょう。
ここを妥協して作成するのは、就職活動において損です。
英文の方は暗記まで出来れば英語面接がある時にも役立ちますよ。
まとめ:現地採用希望者が今出来る事とは?【東南アジア海外就職を目指す方へのヒント】
いかがだったでしょうか。
ステイホームでもやれることがある事が分かったのではないでしょうか。
今出来ることまとめ
・国を決める
・現地を調べる
・履歴書、職務経歴書を作成する
私自身も海外就職を経験しているため、準備はいくらしてもし足りない事が分かります。
今回は、東南アジアに関してお伝えしました。
各国に特徴がありますが、東南アジアという事で似ているところも往々にしてあります。
私の場合、インドネシアで現地採用として働く前には、タイとフィリピン、ベトナムには旅行経験がありました。
さらにフィリピンでは、英語留学までしています。
それでも、インドネシアを選びました。
理由としては面接時に、面接官であった社長と『この人と働いてみたい』、と思った直感です。
この例から、どの国で何があるのか分かりません。
家にいる時間や余裕がある時間に気になることを調べて、海外就職の一歩を踏み出しましょう。
まず動いてみる事が、環境を変える大きな一歩になりますよ。
今の時期だからこそ、チャレンジしてみましょう。
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Good Luck!
インドネシア海外就職を実行した筆者が、その体験をベースに海外就職本を出版しました。
興味のある方は、以下の本もチェックしてみてください。