今回は、インドネシアを構成する主要な島をまとめました。
この記事で分かること
インドネシアの主要な島が分かる
インドネシアは世界でも指折りの島国です。
その島の数は、大小合わせて17,000個以上と言われています。
日本の島の数が約7,000個なので、その数の多さに驚かされますね。
※参照:Wikipedia
数ある島の中には、インドネシアを代表する島が存在します。
今回は、そんなインドネシアの主要な島々を紹介します。
どんな島があるのか、本記事を通してチェックしましょう。
各島の特徴を知ることで旅行や出張の際の参考になりますよ。
インドネシアの主要な島を紹介します!
本記事では、6つの主要なインドネシアの島々とその他の主な島を紹介します。
6つの主要な島
・ジャワ島
・バリ島
・スマトラ島
・カリマンタン島
・スラウェシ島
・パプア(ニューギニア島)
数ある島の中でも、これら6つの島の名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。
インドネシアにはその他にも有名な島がありますが、この代表的な6島をまずは押さえましょう。
それでは早速ですが、それぞれの島の特徴を見ていきましょう。
ジャワ島
まずは『ジャワ島』を紹介します。
ジャワ島には、インドネシアの首都であるジャカルタがあります。
西部のジャカルタやバンドン、中部ジャワのジョグジャカルタやソロ、東部ジャワのブロモ山など、島の各地に観光地があります。
ジャワ島は、インドネシアでも中心的な島ですね。
日系企業が多く進出している工業団地も各地にあり、西部のチカランや東部のスラバヤが有名です。
中部のパティンバンや東部のグレシックなど港湾エリアの開発も進んでいますね。
ジャワ島のポイント
・人口:約1億3,700万人
・位置: 東西に細長い形状をしており、インドネシアの中西部に位置する
・宗教: 主にイスラム教徒だが、一部ヒンドゥー教などを信仰する民族もいる
・民族: マレー系ジャワ人(人口の半数)、スンダ人(バンドゥン周辺)、マドゥーラ人 (マドゥーラ島)
※出典:VISIT INDONESIA
バリ島
『バリ島』は、インドネシアで一番有名な島ですね。
世界でも有数のリゾート地です。
ジャワ島やその他のインドネシアの島と違い、ヒンドゥー教徒が9割を占める島となります。
そのため、コンビニでも販売されるなど、お酒の提供も普通にされています。
バリ島では、ウブドの棚田やタナロット寺院、クタビーチやスミニャックビーチなど、島には所狭しと観光地で溢れています。
個人的なおすすめは、ウルワツ寺院の『ケチャダンス』です。
インド洋に沈む夕日を観ながらストーリー仕立ての伝統的なダンスが鑑賞出来ます。
一度は訪れてほしい観光スポットですね。
バリ島のポイント
・人口: 約390万人
・面積: 約5,561平方キロ
・位置: ジャワ島の東に浮かぶ
・宗教: バリ・ヒンドゥー教徒(9割) 他にイスラム教徒、キリスト教徒、仏教徒
・民族: バリ人(大多数) 他、ジャワ人、華人、外国人も多数住む
※出典:VISIT INDONESIA
スマトラ島
『スマトラ島』はインドネシアの西側にある大きな島です。
熱帯雨林やスマトラトラなどの島特有の生物など、自然が多い島ですね。
アチェやメダン、パレンバンなどの地方都市が有名な都市です。
代表的な観光地として、トバ湖が挙げられます。
トバ湖は世界最大のカルデラ湖で、インドネシアでも最大の湖です。
その大きさは、琵琶湖の約2倍の大きさを誇ります。
トバ湖の中心にあるサモシール島は、シンガポールと同じくらいの面積を持つ巨大な島です。
湖の真ん中にそれほど大きな島があることに驚きですよね。
スマトラ島のポイント
・人口: 約5,000万人
・面積: 約47万4000平方キロ
・位置: インドネシアの西端
・宗教: 大多数がイスラム教徒
・民族: マライ人(東部と南部)、ミナンカバウ人(西スマトラ)、アチェ人(北部)、バタッ人(トバ湖を中心とする一帯)
※出典:VISIT INDONESIA
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カリマンタン島
『カリマンタン島』もインドネシアを代表する島ですね。
島の北側がマレーシアとブルネイ、南側がインドネシアに分かれています。
島の呼称として、オランダ語と英語では「ボルネオ島」、インドネシア語では「カリマンタン島」と呼ばれています。
英語ではボルネオ島なので、世界的にみるとボルネオ島の方が知られているのかもしれませんね。
また、世界の島ではグリーンランド、ニューギニア島に次いで世界第三位の面積があります。
日本の国土の約1.9倍です。
そして最近のトピックとしては、インドネシアの首都であるジャカルタの首都移転先として、東カリマンタンのバリクパパン周辺が移転先に決まっています。
首都移転に伴い、今後は注目されるエリアになりますよ。
カリマンタン島のポイント
・人口: 約1,380万人
・面積: 約54万平方キロ
・位置: 東西に広がるインドネシアの中央部、ジャワ島の北に浮かぶ赤道直下の広大な地域
・宗教: ほとんどがイスラム教徒
・民族: マレー系ジャワ人、(都市として開けた沿岸部一帯)、華人(西岸部)、ブギス人 (東岸部)、先住民のダヤッ人(島の内陸部)
※出典:VISIT INDONESIA
スラウェシ島
『スラウェシ島』も島国国家であるインドネシアを代表する島です。
カリマンタン島の東に位置し、インドネシアのほぼ中心にある島となります。
島の形がアルファベットの『K』に似ていることでも知られていますね。
世界的に有名なダイビングスポットである『マナド』や100万人以上の人口を抱える都市『マカッサル』が代表的なエリアです。
また、トラジャ地方で生産されるトラジャコーヒーも有名ですね。
その他にカカオの生産が有名で、日本に「Dari K(ダリケー)」というチョコレート店もあります。
Dari(~から)K(スラウェシ島の形)というスラウェシ島産のカカオを使用している、という意味となります。
スラウェシ島のポイント
・人口: 約1,740万人
・面積: 約19万平方キロ
・位置: インドネシアのほぼ中央
・宗教: イスラム教徒、カトリック教徒、ヒンドゥー教徒、仏教徒
・民族: マサッカル人、ブギス人、トラジャ人(南スラウェシ)
・ミナハサ人、ゴロンタロ人、サンギ・タラウド人、モンゴンドゥ人(北スラウェシ)
※出典:VISIT INDONESIA
パプア(ニューギニア島)
『パプア(ニューギニア島)』もインドネシアの島です。
インドネシア領のパプアは、ニューギニア島の西半分がそのエリアとなります。
ジャングル地帯の未開の地が多く、インドネシア人やマレー人とは異なる外見や文化を持っています。
豊かな自然と天然資源が豊富なエリアとして知られていますよ。
また、パプアもカカオの産地として有名ですね。
世界的にはダイビングスポットであるRaja Ampat(ラジャアンパット)が有名です。
マンタやピグミーシーホースなどレアな種との遭遇率も高いスポットとして知られています。
パプア(ニューギニア島)のポイント
・人口: 約290万人
・面積: 約42万平方キロ
・位置: インドネシア東端
・宗教: キリスト教徒、独自の自然崇拝
・民族: ダニ人、ラニ人、パプア系人種、ジャングルに住む先住民
※出典:VISIT INDONESIA
その他
最後に、インドネシアを構成するその他の有名な島々を紹介します。
その他の島
・西ヌサトゥンガラ
・東ヌサトゥンガラ
・マルク諸島
西ヌサトゥンガラ
『西ヌサトゥンガラ』は、いくつかの島が集まったエリアの呼称です。
ロンボク島とスンバワ島が有名ですね。
ロンボク島の北西にあるギリ島は、一度は訪れてみたいビーチリゾートです。
スンバワ島には世界有数のサーフスポットで有名なLakeyPeak(レイキーピーク)があります。
サーフィン好きなら一度は訪れてみたいエリアですね。
東ヌサトゥンガラ
『東ヌサトゥンガラ』は、いくつかの島が集まったエリアの呼称です。
代表的な島として、コモド島やフローレス島、ティモール島があります。
このエリアで最も有名なのは、コモドドラゴンで有名なコモド島です。
コモド島でしか生息していないコモドドラゴンに会えますよ。
ポルトガル語で花の意味を持つ『フローレス島』は、ポルトガルの影響を受けてインドネシアでは珍しいキリスト教徒が多数の島です。
どこかヨーロッパを感じる町並みが魅力ですね。
マルク諸島(モルッカ諸島)
『マルク諸島(モルッカ諸島)』は、パプアとスラウェシ島に挟まれたエリアにある島々を指します。
1,000以上の島々がマルク諸島を形成しています。
香辛料が取れるエリアとして知られ、通称スパイス諸島とも呼ばれていました。
香辛料貿易が栄えた当時の東インド会社が建築した砦などが、観光地として知られています。
まとめ:インドネシアを構成する主な島【6島+その他】をまとめました!
いかがだったでしょうか。
インドネシアの主な島々が分かりましたか。
紹介した島々はインドネシアを代表する島となります。
どのエリアも一度は訪れてみたいですね。
インドネシアに長期滞在する方は、旅行プランを立てて各地を訪れてみましょう。
Good Luck!