今回はそんな悩みを解消します。
今回の記事の内容
・インドネシアの治安状況が分かる
・安全に生活するためのポイントが分かる
仕事でジャカルタへ行く事になった。
あるいは、旅行でバリ島へ行くことになった。
そんな時に気になるのが現地インドネシアの治安ですよね。
今回は、そんなインドネシアの治安に関して解説します。
私自身は、インドネシアのジャカルタで現地採用として2014年~2019年までの5年間働いた経験があります。
その時の経験を踏まえて現地の状況を紹介します。
日本人を含めた外国人が注意しなければいけないポイント等も紹介していきます。
現地生活や旅行期間中の安全を考えて、事前にインドネシアがどんなところなのか把握しておきましょう。
この記事を最後まで読んでいくと、インドネシアの治安事情が分かります。
インドネシアの治安に関して
【危険度】
●パプア州(プンチャック・ジャヤ県,ミミカ県のみ)及び中部スラウェシ州ポソ県
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●上記を除くすべての地域(首都ジャカルタ及びバリ島を含む。)
レベル1:十分注意してください。(継続)※"外務省海外安全ホームページ"から引用(2020年3月時点)
上記の情報のように、仕事や観光で訪れることが多いジャカルタやバリ島も注意が必要だという事が分かります。
インドネシアの治安は、日本に比べると安全とは言えません。
そのため、海外に来ているという事を忘れずに気を付けて行動する必要があります。
とはいえ、近年の急速な経済発展もあり、治安は徐々に改善傾向にあると言われています。
安全に生活するための注意したいポイント
まずは、インドネシアに長期滞在する場合、在インドネシア大使館に在留届を提出しましょう。
具体的には、3ヵ月以上インドネシアに滞在する方には提出が義務付けられていますね。
また、旅行でバリ島に行く方などには、"たびレジ"というシステムがあります。
渡航先の最新の情報や緊急事態発生時にメールが受け取れるシステムとなります。
在留届もたびレジも以下の在インドネシア大使館ホームページから登録出来ますよ。
実際に現地で生活していると、最新の緊急情報が送られてきますので、生活の安全に役立ちます。
実際に在インドネシア大使館から送られてくる注意喚起の内容
在留届を提出すると、緊急事態や注意喚起、安全の注意事項が送られてきます。
治安に関する情報がほとんどなので、どんな情報が流れてくるのかご紹介します。
デモに関する注意喚起
一番多い情報はデモや暴動に関する注意喚起です。
デモは事前に告知があるため、デモが発生するエリアには近づかないように注意喚起があります。
巻き込まれないように周辺には近寄らないようにしましょう。
一般犯罪に関して
邦人に対しての金品を目的とした強盗やスリ、置き引き等の被害があった場合に情報が流れてきます。
公共移動手段であるバスや歩道橋、路上での犯罪が大半です。
バスや歩道橋は極力使わないようにしたり、路上は一人で歩かないようにしたりバッグを車道側で持たないようにしたり意識しましょう。
テロに関して
インドネシアでは実際にテロが発生します。
テロが発生した時も詳細情報や注意喚起が送られてきます。
個人で回避する事は難しいですが、いざという時の行動や家族や身近な人との安全確認の連絡方法などは考えておきましょう。
その他の犯罪や注意点
その他にも気をつけたい犯罪があります。
タクシー強盗
街を走っているタクシーにも注意が必要です。
目的地に向かわずに仲間が待ち伏せているところに行き金品を取られます。
ブルーバードやシルバーバード等、特定のタクシーだけに乗るようにしましょう。
車上荒らし
車上荒らしもよく聞く犯罪です。
貴重品は社内に残さないようにしましょう。
もしくは、外から見えないように工夫しましょう。
インドネシア生活で実際にあった犯罪や事件
私は、インドネシアに5年間(2014年~2019年)住んでいました。
その間に発生した犯罪や事件を簡単にご紹介します。
ジャカルタ爆弾テロ事件
2016年にジャカルタ市内の中心地で爆弾テロが発生しました。
日本大使館の目の前、観光客や地元客で賑わうサリナデパートの目の前、そして現場がスターバックスだったので、当時の衝撃を今でも覚えています。
当時は情報が錯綜し、同時多発的に他のエリアでも発生しているというデマや、事件が収束した後も銃撃戦が続いているというデマが流れていて、緊急時の情報の混乱ぶりを覚えています。
東ジャカルタのバスターミナルでの自爆テロ
東ジャカルタのバスターミナルで自爆テロが発生しました。
警官を狙った犯行と言われています。
こちらの件も在インドネシア大使館からすぐに情報が入りました。
ジャカルタの邦人女性殺害事件
2015年に邦人女性が自宅アパートで殺害されました。
事件の犯人はアパートの警備員でした。
犯行目的は金銭目的との事です。
当時の私と近い年齢の女性が殺害されたので、衝撃的なニュースでした。
セキュリティである警備員の犯行というのも衝撃でした。
まとめ:インドネシアの治安に関して
いかがだったでしょうか。
インドネシアの治安に関してイメージ出来たかと思います。
紹介したように、私が住んでいた頃に大きな事件があったことは事実です。
大きな事件に対処することは難しいですが、一般的な犯罪は意識していれば防げることが多いです。
iPhoneは高価なので路上で出さないようにする、夜道を歩かないようにする等、簡単なことから心がけましょう。
Good Luck!