今回は、そんな悩みを解消します。
この記事で分かること
・ジャカルタとチカランの生活環境の違いが分かる
・実際に現地で生活した時のイメージが出来るようになる
インドネシアで海外就職を検討していて、勤務地のジャカルタとチカラン(ブカシ)の違いが気になりませんか。
※以後、チカラン(ブカシ)=チカラン
インドネシアで働く場合、まずはジャカルタで働く事をイメージするかと思います。
そして、実際に就職活動を初めてみると、ジャカルタの他にチカランの求人情報が多い事に気付きますよね。
チカランは、ジャカルタ東部にある工業団地エリアを指します。
ジャカルタからは30キロ程距離があり、多くの日系企業が進出しているエリアです。
インドネシアでの就職を検討していくと、そんなチカランも候補に入ってきます。
そこで今回は、『首都ジャカルタ』と『工業団地チカラン』の生活環境の違いを比較していきます。
私自身が、チカランで5年間働いていた経験があります。
ジャカルタに本社があったので、ジャカルタとチカランのどちらの事情も知っています。
その時の経験を踏まえて本記事をまとめていきます。
現地採用者だけではなく、これから駐在する方の参考にもなるかと。
最後まで読んでいくと、両者の違いが見えてきますよ。
ジャカルタとチカラン(ブカシ)の違いを比較します!
ここから、ジャカルタとチカランの違いを紹介していきます。
本記事では、以下の3つの角度から比較をしていきます。
ジャカルタとチカランの比較
・食事の比較
・住居の比較
・その他、生活環境の比較
それぞれ生活に欠かせない要素ですよね。
それでは早速、比較していきたいと思います。
食事の比較
現地で生活する際に重要な項目の一つが食事ですよね。
日常の食料品の買い出しからレストランまで、食事は生活を豊かにしてくれます。
早速ですが、ジャカルタとチカランを比較していきましょう。
今回は、日本人が現地で生活出来る環境という意味で『日本食』に関して比較します。
日本食スーパー・レストラン
■日本食スーパー
・ジャカルタ:有 ・チカラン:有
■日本食レストラン
・ジャカルタ:有 ・チカラン:有
ご覧のように、どちらのエリアにも日本食スーパーとレストランがあります。
日本食スーパーは『パパイヤ(Papaya Fresh Gallery)』というスーパーです。
ジャカルタ市内に複数店舗構えていて、シティウォーク店やメラワイ店(ブロックM店)などが主な店舗ですね。
チカランには1店舗のみですが、チカランの生活圏では十分満足出来ます。
最近リニューアルオープンして、売り場面積も拡大しました。
日本食レストランに関しては、工業団地のチカランエリアもジャカルタに負けないほど多くの店舗が出店しています。
チカランでは近年、日本人学校が開校したため、親子連れでも入れるレストランも増えてきました。
そのため、日本食レストラン事情に関しては、チカランにも勢いがあります。
チカランの生活に関して、レストランを含めた情報は以下の記事にまとめています。
チカランをもっと良く知りたい方はあわせて読んでみましょう。
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また、日本食レストラン以外のインドネシア料理やその他の国々のレストランに関しては、ジャカルタが質・量ともに圧倒します。
お洒落なカフェやバーに関しても、ジャカルタとチカランでは比べられない程に違いがあります。
なので、チカランでは現地のインドネシア料理レストランと日本食レストラン以外の選択肢が少ないという事になります。
食事の比較まとめ
日本食を求める場合には、ジャカルタとチカランに差は殆ど感じられません。
日本食以外を求める場合には、ジャカルタがチカランを圧倒します。
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住居の比較
食事に続いて住居の比較を見ていきましょう。
インドネシアで現地採用として働く場合、以下の居住形態が一般的です。
現地採用者の居住形態
・コス(Kost)
・アパートメント(もしくはサービスアパートメント)
『コス』は、日本で言うならシェアハウスが一番近いニュアンスとなります。
『アパートメント』は、日本の賃貸アパートのイメージですね。
『サービスアパートメント』に関しては、掃除や洗濯がアパートにサービスとして付いてきます。
コスに関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。
ジャカルタとチカランの住居を比較すると、以下のようになります。
ジャカルタとチカランの住居
■家賃
・ジャカルタとチカランでほとんど変わらず
■物件の選択肢
・ジャカルタ:エリア、物件数供に多い ・チカラン:エリア、物件数供に少ない
意外かもしれませんが、中心地の首都ジャカルタと工業団地のチカランでの賃料にあまり違いはありません。
住居に関しての違いは、物件の選択肢の多さにあります。
ジャカルタは、住みたいエリアで探すと物件もそこそこ見つかりますよ。
住んでみたいエリアから探してみたり、職場から近いエリアから探してみたりと選択肢があります。
一方、チカランでは居住エリアがそもそも少ないため、そのエリアから物件を選ぶ事が多くなります。
基本的には、リッポーチカランというエリア内で探すことになります。
その中でコスかアパートメントを選択し、部屋を探すことになります。
違いの一つとして、ジャカルタはファミリー向けの部屋が探しやすく、チカランは単身者向けの部屋が多いのも特徴ですね。
チカランで働く事も検討している方は、以下の記事を部屋探しの参考にしてみましょう。
住居の比較まとめ
どちらにも、コス(Kost)とアパートメントの居住形態がある。
家賃の差はあまりない。
選べる選択肢に差がある。
ジャカルタはファミリータイプが多く、チカランは単身者向けタイプが多い。
その他の生活環境の比較
ここまでは、生活するのに重要な食事と住まいを比較してきました。
ここからは、それ以外の知っておきたいジャカルタとチカランの違いを比較していきます。
洋服・衣料品に関して
洋服・衣料品に関しては、ジャカルタ一択に近い状況です。
海外では、ユニクロやH&M、ZARAなどのファストファッションに助けられます。
しかし、これらの店舗は、チカランには現在の時点で出店していません。
※ユニクロはカラワンのレシンダモールにあります。
そのため、チカラン在住者はジャカルタまで買いに行くか、一時帰国時に買ってくる事になります。
インドネシアの民族衣装であるバティックも、ジャカルタの方が購入出来る店舗が多いため、ジャカルタに行く事になります。
病院に関して
現地で生活する上で、病院の存在も気になりますよね。
病院に関しては、ジャカルタにもチカランにも日本語が通じる病院があります。
日本語が通じる病院
そのため、チカランでもある程度安心して病院に行くことが出来ますよ。
病院の場所を知っておく事は大切なので、現地を訪れす際に余裕があれば場所もチェックしておきましょう。
交通手段に関して
交通手段に関しても、ジャカルタの方が公共交通機関が充実しています。
ジャカルタでは、タクシー、電車、バス、バイクタクシーが主な移動手段となります。
チカランでは、タクシーとバイクタクシーしか選択肢がありません。
しかし、インドネシアでは、会社支給の社用車やタクシーを主な移動手段としている事がほとんどです。
そのため、電車とバスを使用する機会が少ないので、ジャカルタとチカランの違いをあまり感じないかと思います。
その他に、『Grab』や『Gojek』のようなカーシェアリングのアプリが充実しているため、移動に不便は感じませんよ。
インドネシアに到着したら、アプリをダウンロードして使ってみましょう。
以下の記事からもアプリのダウンロードが出来ますよ。
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生活環境の比較まとめ
洋服・衣料品の購入は、ジャカルタの一択。
病院は、ジャカルタとチカラン供に日本語が通じる病院あり。
交通手段は、社用車・アプリの利用で両者の違いをあまり感じない。
まとめ:ジャカルタとチカラン(ブカシ)の違いを比較します!
いかがだったでしょうか。
ジャカルタとチカランの違いを見てイメージが湧いてきましたか。
ジャカルタとチカランの比較
1, 食事の比較
2, 住居の比較
3, その他の生活環境の比較
3-1, 洋服・衣料品に関して
3-2, 病院に関して
3-3, 交通手段に関して
上記の各ポイントは、現地生活で欠かせない項目ばかりです。
新天地で生活するとなったら、日本国内での引っ越しでも注意するポイントばかりですよね。
私自身は、ジャカルタで就職しましたが、すぐにチカランに異動となりました。
事前準備もままならない状況でチカラン生活が始まりましたが『住めば都』という通り、問題なく過ごせました。
ジャカルタとチカランの比較は、インドネシアで海外就職を検討している場合は必ずぶつかる悩みとなります。
悩むことがあれば、この記事を参考にして頂ければと思います。
Good Luck!
その他、参考情報
本記事を読まれている方は、インドネシアでの海外就職を検討されている方もいるかと思います。
そんな方には、日本にいるうちにインドネシア語の参考書を購入する事をおすすめします。
現地生活するうえで、最低限のインドネシア語は必要になってきます。
私自身がインドネシア語の勉強を始めた際に使用した参考書をご紹介しておきます。
『インドネシア語が面白いほど身につく本』です。
発音から数字や日常生活で使う基本単語、日常会話から学べる文法、旅行会話集まで網羅的にカバーされています。
私自身は、現地の会社への入社当日の挨拶で、こちらの本を参考に自己紹介しました。
CDも付いていて、耳からも勉強出来きます。
インドネシア語が聞き慣れない初学者にも、入門書として一冊目の購入におすすめですよ。