今回は、そんな悩みを解決します。
本記事は以下の読者が対象になります。
本記事の対象読者
・インドネシアへの駐在が決まった
・インドネシアで現地採用者として働いてみたい
・生活コストを知って、現地生活のイメージを膨らませたい
海外移住となると、現地での生活が気になりますよね。
特に生活する上での『月々の生活コスト』は気になるかと思います。
食費はどれくらいかかるのか、光熱費はどの程度なのか、等など生活面の情報を知りたいですよね。
そこで今回は、ジャカルタで5年間働いた経験がある私が、実際のインドネシアでの生活コストに関してご紹介していきます。
特にほとんどの方が生活する『ジャカルタでの生活コスト』に関してお伝えします。
近隣工業団地のチカランエリアで生活する方の参考にもなりますよ。
1ヶ月の生活コストを知ることで、ジャカルタでの生活イメージが湧いてきます。
ジャカルタの生活コスト
生活コストを知るために、一般的なインドネシアの物価を踏まえて触れていきましょう。
(※2020年1月時点 相場1円=約123ルピア)
生活環境(固定費)
生活コストを考える際に、まずは『固定費』を考えるかと思います。
今回は、現地採用で一人暮らしというモデルケースを想定しました。
以下、発生するであろう固定費をまとめました。
・住居費(家賃)
【5,000,000ルピア】
駐在員と現地採用で住居費は異なります。
駐在員の場合、10,000,000ルピア~の物件を選ぶかと思います。
また、駐在員・現地採用共に住宅手当が出ることもありますので、その場合にはこちらは考えなくても大丈夫です。
住宅の種類や家賃等に関しての詳細は、以下をご参照ください。
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・光熱費(主に電気・水道)
【500,000ルピア】
光熱費は家賃に含まれるケースが多いですが、自身で支払う必要がある場合は月額でこの程度の支払が発生します。
・通信費
【400,000ルピア】
こちらも家賃に含まれるケースが多いです。
通信費は、ローカルTVの視聴とインターネットがセットになっています。
支払いが必要な場合にはこちらの月額が発生します。
また、契約内容や通信キャリアにより、価格は若干上下します。
・携帯電話
【200,000ルピア】
こちらはパケット無制限など利用するとかかる費用です。
Wifi環境で利用する機会が多い方などは、100,000ルピア前後の安いプランもあります。
また、会社から携帯電話を支給される事がほとんどなので、会社支給携帯のみを利用する方も多いです。
・メイド(お手伝いさん、ハウスキーパー)
【600,000ルピア】
個人でメイドさんを雇う事が多いです。
今回の費用は一週間に3回程、掃除洗濯をしてもらう場合の月額です。
毎日来てもらったり、住み込みで働いて貰う場合の相場はざっくりと2,000,000ルピア~3,000,000ルピア程度となります。
固定費まとめ
固定費まとめ
住居費 : 5,000,000ルピア
光熱費 : 500,000ルピア
通信費 : 400,000ルピア
携帯電話 : 200,000ルピア
メイド : 600,000ルピア
合計 : 6,700,000ルピア(約54,000円※2020年1月時点 相場1円=123ルピア)
固定費に関しては以上です。
目安の費用となりますが、実際に生活すると平均的にこれくらいの固定費になるかと思います。
日本で生活するよりも安くなる印象でしょうか。
生活環境(変動費)
続きまして変動費を見ていきましょう。
固定費と違い、変動費は個別に差が出るかと思います。
こちらでは一般的に消費するであろう変動費を挙げていきます。
・食費
【約5,500,000ルピア】
こちらは個人差が最も出る支出になると思います。
食費をこちらの金額にしたのは、以下の条件・計算からです。
『一日三食、一日一食は日本食レストラン、他の二食はローカルレストランとの組み合わせ』
※ローカルレストランは、外国人でも問題なく入れるバクミーGMやソラリア等のチェーンレストランを想定
日本食レストランの費用 : 約100,000ルピア(主にランチ)
ローカルレストラン : 約40,000ルピア
こちらを一日の食費に換算すると、
1日/180,000ルピア(3食/1日)
30日/5,480,000ルピア
と計算しました。
この食事内容は、自炊せずに基本は外食中心の生活を送った場合となります。
現地生活を味わうためにローカルの屋台で済ませたりすると半額以下に抑える事も可能です。
以下は、現地のスーパーやコンビニで手に入る食事とレストランの費用です。
こちらを見れば安く抑えられることがわかると思います。
食事とレストランの費用
・ランチパック(4,000ルピア)
・ポップミー(現地のカップラーメン)(6,000ルピア)
・袋麺(2,000ルピア)
・ソラリア/ナシゴレンスペシャル(現地のレストラン)(約30,000ルピア)
・バクミーGM/バクミースペシャル(現地のレストラン)(約30,000ルピア)
・吉野家(約34,000ルピア)
・マクドナルド・ビッグマックセット(約40,000ルピア)
・交際費
【約1,200,000ルピア】
こちらも個人差が出る支出になるかと思います。
この費用にした理由は、飲み会が月に3回/400,000ルピアと想定した場合の費用となります。
人によっては週に1回以上やもっと多いという方も多いです。
会社の同僚との飲み会、所属しているコミュニティの飲み会等、お酒を飲む機会が多くあります。
もちろん、自分の生活ペースに合わせてほとんど顔を出さないという方もいます。
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・交通費
【160,000ルピア】
会社の通勤は会社支給という方がほとんどですので、今回はプライベートな時間での交通費を考えました。
こちらの計算は、週末に1回、モールまでタクシーで買い物に出掛けた場合の費用を想定しています。
ジャカルタ市内でタクシーを利用してモールまで向かうと、片道15,000ルピアから20,000ルピア程度になります。
今回は往復で40,000ルピアとし、それを週に1回で月に4回として計算しています。
モールまで徒歩圏だったり、モール直結の物件であれば移動はほとんどなくなります。
また、週末に友達と飲みに出掛けたりしても往復の費用は同じくらいになります。
MRTやバス、バイタクなど別の交通手段もありますが、インドネシアに慣れるまではあまり利用しないため、今回はタクシー移動を想定しています。
ちなみに、ジャカルタから工業団地のチカランまでのタクシーは、片道230,000ルピア程度となります。
他にも、『Grab』や『Gojek』等のライドシェアアプリを利用すると、タクシーよりも安く移動することも可能です。
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変動費まとめ
変動費まとめ
食費 : 5,500,000ルピア
交際費 : 1,200,000ルピア
交通費 : 160,000ルピア
合計 : 6,860,000ルピア(約56,000円※2020年1月時点 相場1円=123ルピア)
変動費に関しては以上です。
食費に関しては多めに計算しています。
ローカル屋台に挑戦したり、自炊をしていくと下げることは可能です。
まとめ:インドネシアの生活コストは?ジャカルタでの生活コストを徹底解説しました!【具体的な費用も分かります】
いかがだったでしょうか。
固定費と変動費をまとめると、以下のような結果となりました。
固定費と変動費のまとめ
・固定費 : 6.700.000ルピア
・変動費 : 6.860.000ルピア
・合計 : 13,560,000ルピア(約110,000円※2020年1月時点 相場1円=123ルピア)
こちらの金額が、1ヶ月のジャカルタでの生活コストとなります。
一般的な現地採用の給与を見てみると、月額20,000,000ルピア程度はあるかと思います。
ジャカルタで普通に生活する分には余裕が出来るかと思います。
ちなみにですが、日本の34歳以下の一人暮らし世帯の月々の生活コストの平均は、148,580円とのことです。
以下のライフルホームズさんのページで詳細を確認出来ますよ。
現地採用者の場合は『福利厚生に交渉の余地がある』ので、少しでもそこを交渉出来れば生活は楽になります。
交渉ポイントは以下の記事を読んでみましょう。
こちら以外に、プラスアルファとして趣味に使うお金を考慮していく事になります。
週末に仲間とゴルフに出掛けたり、カフェでまったりしたり、インドネシア語の講師を雇ったり等など。
本記事を通して、ジャカルタの生活コストのイメージが湧きましたか。
生活コストは日本にいても千差万別ですので、インドネシアに関しても一人ひとりが違います。
こちらの結果を参考に、現地での生活をイメージして頂けたらと思います。
Good Luck!